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「後、これはそのまま決済に出して」
SH「はい、あ、Aさん、もう時間ですよ？」
言われて気付けばもうすぐ待ち合わせの時間。
「あ、ほんとだ」
SH「後はやっておきます。今日の分はもう終わってるし、他を確認してあたしも帰りますから」
「ごめん、何かあったら連絡して」
SH「えー、修羅場に電話する勇気ないです」←
「なってたまるか」←
‘そうですかぁ？’と、謎の微笑を口元に漂わせちゃって。
SH「とか言って、Aさんは期待を裏切らないんですよね〜」
「先に帰らせてもらって悪いけど、きっと面白い報告はできないよ。あ、あと、」
SH「はいはい、テヒョン君のことですね？大丈夫ですよ〜、何か言って来たら適当に対応しておきます」←
「ソヒョン・・・、ホント仕事が出来る子だね」
SH「Aさんの後輩ですから♡行きたかった限定ランチ、楽しみにしてます♡」
さりげなく予約必須のめっちゃ高いランチを強請ってくるあたり、本当にしっかりしてるわ。
「了解、お疲れさま」
帰り支度を整えて、皆に声をかけてからオフィスを出ればいいタイミングで鳴る着信音。
「はい、もしもし」
MS『着いた。お前どこ？』
「ごめん、今会社出るとこ。少し待ってて」
MS『ん、わかった』
電話を切り、エレベーターに乗り込んで降りる階に着くまでがいつもより長く感じる。
ミンソクを待たせてるから、じゃないな。
とにかく早く会社を出てしまいたいと思ってるのは、・・・見つかりたくないから。
それも今日でこの面倒くさい隠し事も終わるからごめん、って勝手にテテに心の中で謝って。
チン、と鳴ったと同時に降りていつもより足早に歩き出す。
ちゃんとミンソクと向き合って、謝って、返して。
そしたら。
テテとの事、ちゃんと向き合いたいな・・・。
少し前向きな気持ちで店に着けば、テミンさんが柔らかい笑顔で迎え入れてくれる。
TM「いらっしゃいませ。お連れ様、お待ちですよ」
「こんばんは。ありがとうございます。・・・えっと、」
TM「はい？」
「あー、あの、今日は床とか汚したりしないようにしますね・・・、」
前回と同じ相手との待ち合わせだから信用ならないと思うけど。←
迷惑も心配もかけてしまった彼にそう伝えれば、
TM「はは(笑)お連れ様も同じことおっしゃってましたよ」
そう楽しそうに笑って、今じゃ懐かしく感じる背中を見せる彼の所へ案内してくれた。
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みあも(プロフ) - こんにちは！クズ元カレと再会したシーンでは思わず泣いてしまいました。テテの包み込む優しさに涙が(;;)本当に素敵で大好きな作品です。この作品に出会えてよかったです。ありがとうございました！ (2021年6月7日 9時) (
レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 最高でした。所々、私自身も涙を流してしまいました。。。 感動的で時に少しHな部分もあってすごく楽しめました。ありがとうございました。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
りーりー - 早く結ばれろって毒付いてたけど(すみませーんw)好きな人＝付き合いたい人とは違うって思いました。← (2019年10月5日 7時) (レス) id: 37e0abcb10 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 長くなってしまいましたがこんな素晴らしい作品を読ませていただいて心から感謝します。これからのアウラ様の幸せを願っています！ (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 共感できるし、何より自分も子供好きだからこそ辛い事とかも…そんな寂しさから何となく男の人を求めてしまうのも、軽い関係だけで終わらせたいと思うのも。何だか自分語りみたいになってしまって申し訳ないのですが夜にギャン泣きしてしまうくらいには感動したので (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年11月11日 21時
