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広くない寝室で火照りきった私の身体を、テテはいつもみたいに向き合って抱き込んでくれて。
ただ居心地の良い私は、気負いなく今日までのミンソクとの事を簡単に説明して。
テテは話してる間、私の髪をいじったり、二の腕を触りながら‘うん、うん、’と、大人しく耳を傾けてる。
「・・・ってな感じで、最後は楽しく飲んで来たってわけ」
TH「でも！ぎゅうってしなくていいじゃん！てか、なんで最初に言わないの。会っちゃったよって、指輪また貰っちゃったって！」
「知ったらテテ、機嫌悪くなるでしょ」
TH「うん、なる、・・・あ、ううん、ならない！」←
「なるでしょって。それに返すにはまた会う事になるから、それもイヤかなって思って、」
そこまで言うと、テテは少し目を見開いて。
ふにゃ、と目尻を下げて一層優しい手つきで髪を撫でると、そっと甘いキスを落としてきて。
TH「・・・俺の事、考えてくれたの」
「うん？そうだよ、」
TH「なら次からはちゃんと話して。知らないのイヤだ」
‘さっきのはショックだったもん・・・、’と拗ねたように口を突き出して。
・・・そっか。
テテは知らなかったと怒ってるんじゃなくて。
知らされなかったと傷ついてたんだね。
「・・・ごめんなさい」
TH「・・・ううん、もういいよ。だって〜、今日のヌナ、めちゃくちゃかわいかったから♡」
「いやいや、がっつき過ぎ。もうくたくただよ・・・、」
TH「煽ったくせにー」
何それ、知ーらない。←
倦怠感を温かい安心感で包み込むからこのまま寝てしまいそうで。
この心地良さに勝る場所が思いつかない位、テテの隣は温かい。
瞼が重くなってきたから話しを打ち切るようにテテに背を向ければ、今度は後ろから抱きしめられて。
「・・・温かい」
TH「んー、暑いって言っても離れないもんね！」
「んー、夏は一緒にいれないねぇ」
TH「ひっど！」
「・・・じゃあクーラー入れて寝ようか」
TH「身体、冷えちゃうじゃん」
「そう。それだと寒いから、テテが温めてよ。・・・そしたら離れなくていいよね」
なんて、離れないでと言えない私の精一杯の甘え方。
・・・自分でも思うよ、可愛くないなって。
言葉にすると余計に羞じらいが増して、猫のように背中を丸めて気持ちを隠そうとするのに、テテはそんな私すら丸ごと抱えるようにくっ付いてきて。
TH「・・・Aヌナ、大好き」
低く、甘い声で囁いた。
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みあも(プロフ) - こんにちは！クズ元カレと再会したシーンでは思わず泣いてしまいました。テテの包み込む優しさに涙が(;;)本当に素敵で大好きな作品です。この作品に出会えてよかったです。ありがとうございました！ (2021年6月7日 9時) (
レス) id: 2123f5cbc8 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 最高でした。所々、私自身も涙を流してしまいました。。。 感動的で時に少しHな部分もあってすごく楽しめました。ありがとうございました。 (2021年3月30日 17時) (レス) id: b5b319fcf8 (このIDを非表示/違反報告)
りーりー - 早く結ばれろって毒付いてたけど(すみませーんw)好きな人＝付き合いたい人とは違うって思いました。← (2019年10月5日 7時) (レス) id: 37e0abcb10 (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 長くなってしまいましたがこんな素晴らしい作品を読ませていただいて心から感謝します。これからのアウラ様の幸せを願っています！ (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
ひな - 共感できるし、何より自分も子供好きだからこそ辛い事とかも…そんな寂しさから何となく男の人を求めてしまうのも、軽い関係だけで終わらせたいと思うのも。何だか自分語りみたいになってしまって申し訳ないのですが夜にギャン泣きしてしまうくらいには感動したので (2019年4月11日 23時) (レス) id: 65b302e09c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年11月11日 21時
