恋愛ごっこ 【TH】

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やいやいうるさい二人の相手が疲れてきたところでホソクさんの ‘お、テヒョナ〜’ の声で扉の方を見ると、スーツを脱いだテテが私たちを見つけてニカっと笑った。



TH「ヌナー、来たよー」

SR「遅い！もっと早く来なさいよ！」

TH「ええ、これでも急いで来たのに・・・」

「テテ、いいの、酔ってるから何言っても絡んで来るよ」



テーブルの上を片づけながらジョンデの隣に座るように勧めれば、サラサラの前髪の奥で目が嬉しくてたまらないとでも言いたげにキラキラ光って。




TH「もう慣れた？テテ呼び〜♡」

「ああ、」

SR「あたしも慣れたわよ、テテ♡」←

JD「俺もだよ、テテ♡」←

「うん、皆も慣れたみたい」←

TH「違う！嬉しいけどなんか違う！！」



しかも ‘サラヌナのはなんかやだぁ！’ とか言っちゃうから、ほら、サラさん ‘どういう意味だぁ！？’ って、青筋立っちゃって。

ジョンデは笑いながらワイン注いでるけど溢してるってば。


おしぼりでジョンデのグラスを拭きながら、サラを宥めて、テテを座らせて。



「ほらテテ、ご飯は？」

TH「ん、買って食べたぁ。ヌナ、明日はなんか作ってよー」

「私、当分残業になりそうなんだよね」

TH「平気、待ってるもん」

「面倒くさいー」

TH「おーねーがーいー！お風呂掃除は俺がしとくから！」

「やった、それならいいよ」



お風呂掃除、好きじゃないんだよねーって、テテと何気ない会話をしてたら感じる友人たちの好奇な視線。



JD「聞きました？残業で疲れて帰っても作ってあげるんですって、サラさん」

SR「お風呂掃除は彼の方がするんですってよ、ジョンデさん」

「・・・何が言いたいわけ？」

SR・JD「「くっそラブラブじゃん♡」」←

TH「イヒヒっ、でっしょー！！」

「ジンさん！お会計っ！」



ダメだ！耐えられん！！←


ジンさんを急かしてパパッとカードで支払って、テテから色々聞き出そうとしてる二人に向き合って帰り支度。



「じゃ、私たち帰るから。今日はありがとね、お疲れ」

SR「こちらこそご馳走様ー」

JD「帰るのかよ〜、テテも飲もうよ〜」

TH「今日はヌナ連れて帰りまーす、おうちでイチャつきたいんですー」

「イチャつかない、寝るの」

TH「ほら♡お誘い♡」←

「違うわっ！」



べしっとツッコんでもテテはニコニコとご機嫌のまま私の手を取り、指を絡めて繋いで。


今日はそんなに酔ってないはずなのに、なんか顔、熱い。

・・・残る二人の視線がしんどい。←

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