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「・・・ねぇ、見せるからテヒョン君には何も言わないでくれない?」
SR「なんで」
「拗ねるのが目に見えてる」
SR「・・・へぇ、怒らせたくないんだ〜?」
「そのニヤニヤ顔止めて。今結構イラついてるから」
SR「どうしようかなぁ、あたし、ウソはつけないんだよね〜」
「ジンさんのところで20時」←
SR「あたしは何も知りません♡」←
‘予約しておく〜’とご機嫌でエレベーターを降りて行ったサラに、また大きな溜め息をひとつ。
・・・せっかく気分良く出てきたのにな。
リップが取れるのも忘れて、唇を指でなぞって考えてしまうのはテテの事。
電話があってもあんな不機嫌になるんだもん、また指輪を渡されたなんて知ったらどう思うんだろ。
・・・って、テテのことばかり気が向いちゃって。
これじゃ渡されて困るんじゃなくて、テテが知ったら困るっていってるようなもんじゃない。
「・・・なんでだよ」
思わずひっくい声で呟けば、ドアの前に立ってる男性社員が恐る恐る振り返って、目が合うとまずい!とでも言いたげにササっと逸らす。
・・・うん、ムカつくからジョンデも誘ってクレーム入れよう。←
上司「それじゃ、また予定が組めたら連絡してくれ」
「はい、先方に確認を取ります。お疲れ様です」
上司「頼んだよ、お疲れ」
SH「お疲れ様です、お気をつけて」
車が走り出す音を確認してから頭を上げて、隣のソヒョンと目配せしてふぅ、と一息。
SH「あたしが確認取って連絡しますね?」
「ほんと?いいの?」
SH「今日のミス、上司に内緒にしててくれたじゃないですか」
「ああ、あれね(笑)」
ソヒョンが間違えて違う資料を渡そうとした事に気付いてすり替えたことね。
「うまくいってよかったよ」
SH「ホント助かりました!あれガチで怒られるやつですもん・・・」
「次は気を付けてね、取引相手の前で恥かかせたらダメ」
SH「はぁい、以後気を付けます」
少ししゅん、としたソヒョンの背中をぽんっと叩いて社内へ戻る。
明日のスケジュールの確認をしながら歩く先に、見慣れた横顔を見つけて。
そうだ、夜は飲みに行くことをこのまま言っておこうかな。
ソヒョンに先に戻っててと伝えてから彼の方に足を進めると、楽しそうな話し声は二人分。
よく見れば可愛い女の子と向き合って笑顔を浮かべてるテテが目に入った。
・・・なんか声、かけれないや。
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じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ!さらばじゃ!続編で会おう!←誰?ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ!とかミンギュあたりに言われそうで言えないwwwいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜^^ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい! (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アウラ | 作成日時:2017年9月24日 11時