検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:1,382,165 hit

39 ページ39

「・・・んーん、何でもない。何するか決めた?」

TH「迷ってる。ハンバーグかー、このパスタかー」

「もうお子様セットにしたら?」

TH「あれ、大人は頼めないんだよー、俺が好きな物ばっかりなのに」



店前のメニューを見ながらぷう、と頬を膨らませるテテ。


そんな可愛い横顔を見ながら答えの出ない気持ちに蓋をして、握られてる手に視線を落とす。

答えを見つけるまでだから、と勝手に猶予を与えて。


お昼をとっくに過ぎた店内はお客さんもまばらで、店員さんがにこやかに少し広めの席に案内してくれる。



「決まった?」

TH「んん〜、」

店員「今のお時間ですとこちらのメニューもございますよ」



差し出されたメニューはデザートまで付いたカップル用のお二人様メニュー。

うわー、テテが食い付きそう、と思ったら案の定‘これ!これにします!’と食い付くから可笑しくて。

吹き出しそうな笑いを堪えていたら、セットドリンクにコーラとアイスティーを選んでから私に向き合ってイヒヒっとご機嫌スマイル。



TH「決めたよ!」

「うん、テテはそれにするだろうなって思ってた」



笑いを収めて、置かれたお水に口を付けてると‘あ!そうだ!’と、テテはガサガサと何かを開けだして。



TH「じゃーーん!」

「ライオンさん?」

TH「さっきこの子見てたでしょ?はい、ヌナに!」

「え、」



夢中になって見ていたキーホルダーを突然プレゼントだなんて。

さすが女慣れしてるなぁ。


・・・なんて、頬が緩むのを隠しきれてないな、私。



「・・・ありがとう、」

TH「うん!」



顔一面に満悦らしい笑みを浮かべたテテにつられて、私も自然と笑顔になって。



「付け替えようかな」

TH「毎日使う家の鍵にしてよー」

「うん、そうする」

TH「・・・ヌナぁ?」

「んー?」

TH「それね、俺も買ったんだ〜、お揃い♡」



カチャカチャと今のキーケースから外しながら甘えた声を耳に入れつつ、ライオンさんのリングに移して。



TH「俺のにも鍵つけたいなぁ〜?」

「出来た!可愛い?」

TH「聞いてます?」←

「いいえ?」←

TH「ヌナ!」

「それはわかりやす過ぎ。ダメ、合鍵は作りません」

TH「イジワル!家に入れないじゃん!!」

「自分の家があるでしょ〜」



ふふん、いくら嬉しくてもさすがに鍵は渡しませんよーだ。



TH「・・・いいもん、毎日仕事終わりにヌナの課に行って鍵貰いにいくからね!」



なんて恐ろしい事を言い出すの、この子。

40→←38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (487 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
2328人がお気に入り
設定タグ:防弾少年団 , テヒョン , BTS
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ!さらばじゃ!続編で会おう!←誰?ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ!とかミンギュあたりに言われそうで言えないwwwいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜^^ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい! (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アウラ | 作成日時:2017年9月24日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。