26 TH side ページ26
TH side
その夜はデートしてたんだけど、面白くない一方的な会話に辟易してて。
無理矢理に理由を付けて駅まで送った帰り、気まぐれに寄ったバーに彼女が居た。
一人、カウンターに座る後ろ姿がキレイで、周りの女の子達にはない落ち着いた雰囲気がバーの雰囲気とすごく合ってて。
どんな顔してるんだろうって気になって二つ分の席をあけて座った所から見えた横顔。
お、結構美人かも。
サラヌナみたいに誰もが振り返る程の派手な美人じゃないけど。
鼻筋も通ってるし、肌も白くて、あ、まつ毛も長くて色っぽい。
声かけようかな、なんて思ったら彼女の隣に爽やかに微笑む男が座って話し始めて。
あー、やっぱ彼氏持ちだよねぇ、って諦めても近くだから聞こえる二人の会話。
バシャ！という音に、ずぶ濡れになった彼女、彼女を罵って出て行く彼氏。
誰が見ても修羅場なのに、彼女はあっけらかんとしてて。
まるで本能が震えるように、その姿に惹かれて。
気付いたら声をかけて、誘ってた。
慣れた様子の彼女に、少しの親近感を抱きながら近寄ってもつれなくて。
テンポのいい会話にもう興味しか湧かないのに、名前すら教えてくれない。
彼女を組み敷いてひどく興奮しながら気付いたのは、
その瞳に俺も、誰も写ってなくて。
快楽に溺れていくだけの彼女は、儚くて。
細い身体は消えちゃうんじゃないかって心配になった時、
募るように抱き付いてきた彼女を可愛いって、愛おしいって思ったんだ。
だから朝起きた時いなかったのは本気で焦ったし、また会えた時は飛び上がる程嬉しかった。
「だからね、これは運命だと思う」
SR「いきなり意味わかんない事言ってるとその運命あたしが握り潰すよ」←
ヌナのこと考えていたら、前のデスクからサラヌナがドスの効いた声で睨んできて。
ほんと怒りんぼなんだから。
「俺、今までで一番頑張ってると思うんだよね！」
SR「ほう、その結果がこれか」
そう言って俺の方に昨日作った資料を放り投げてきて。
SR「そんなの使い物にならない、やり直して」
「えー、もう昼ご飯の時間だからヌナのとこに、」
SR「は？」
「ううん、何も言ってない・・・」←
やばい、カミナリが落ちる前のトーンだ。
バレないように小さくため息をついてパソコンに向き合う。
そうしてみても頭の中はヌナのことばかり。
こんなに誰かのことを考えるのも初めてだけど、これが楽しくて。
・・・あー、ヌナに会いたいなぁ。
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じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (
レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ！さらばじゃ！続編で会おう！←誰？ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ！とかミンギュあたりに言われそうで言えないｗｗｗいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜＾＾ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい！ (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年9月24日 11時
