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「ほら入って。着いたよ、平気？」
TH「ん・・・」
ジンさんに迷惑はかけられない、タクシーで帰すのは無理そう。
道端に放置も出来ないし、吐いたら大変なことになるし。
どう考えてもあそこからだとホテルに行くより自分の家が一番近くて。
色々と理由をつけて諦めた私は、あんなに頑なに守ってきた男子禁制の城にテヒョン君を連れ帰ってきた。
「待って、靴、」
細身だけど意外にも筋肉質な彼は重くて、体力のない私はすっかり息が上がって、酔いも冷めて。
片手でテヒョン君を支えつつ玄関を開けて、すぐさま座らせ靴紐に手をかける。
トイレは玄関から近いし間に合うよね、なんて思いつつ靴を脱がせた途端、
TH「おっ邪魔しまーす！」
すくっと立ち上がって廊下を突き進むテヒョン君。
リビングに繋がるドアを開けて、中を見渡しながら‘わ、キレイなとこだね〜！’なんていう彼は足取りはしっかりしてるし、吐きそうな雰囲気もない。
「は・・・、演技だったの！？」
TH「もうヌナ〜。男引っ掛けるのうまい割にこういうのは騙されちゃうんだから。俺、心配だよ」
「うるさいよ！心配したのに！」
TH「うん、嬉しかった。ヌナは優しいよね」
にっこりと幼さの残る笑顔を向けられて、苛立ってた気持ちが萎んでいく。
テヒョン君にまさか優しいと言われるなんて。
「・・・優しくはないよ、だから帰って」
TH「えぇ！？なんで！いいじゃん！」
「何がいいのよ？家の場所は知られたくなかったし、部屋にも入れたくなかったんだから」
TH「イヒっ、もう覚えた♡いつでも来れる♡」
「・・・ちっ」←
だからイヤだったのに。
この子なら本当にいつでも来そう、とうんざりしながら寝室に着替えにいくとひょこひょことついてくる気配。
「着替えるからここで待ってて」
TH「手伝うよ？」
「結構です」
テヒョン君の鼻先でパタンとドアを閉めてバッグをいつものスツールに放り投げて、身体をベッドに落として一息つく。
調子が狂いっぱなしだ。
酔った男のあんな演技に騙されて部屋に連れてくるなんて。
ほっとけば良かったのに。
・・・テヒョン君だから、ほっとけなかった。
純粋になんとかしなきゃと思った結果の行動に自分自身が一番驚いて。
「テテめ・・・」
この先はないと言ってるのに知らん振りで私の中に侵略してきて、かき乱して。
TH「ヌナー？お風呂沸かしてもいーいー？」
「ちっ」←
・・・そして馴染み過ぎ。
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じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (
レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ！さらばじゃ！続編で会おう！←誰？ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ！とかミンギュあたりに言われそうで言えないｗｗｗいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜＾＾ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい！ (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アウラ
| 作成日時：2017年9月24日 11時
