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サラが軽く目配せすると、小さく頷いたジンさんが‘テヒョン〜’とカウンターに呼びつけて。
それを逃さずホソクさんがテヒョン君に絡みだして、やっと出来る女子飲み。
「随分連携が取れてるね、色々と」
SR「ここにはしょっちゅう来てるからね」
‘そんなことより、’とグラスにワインを注ぎながら口あたりに意地の悪い笑みを張り付けて。
SR「Aは随分懐かれちゃって♡」
「ジョンデにも言われた。ほんと最近の悩みのタネなんだけど」
SR「さすがテヒョナ。予想を軽く越えてくるからね、あいつは」
‘脱がされるんじゃなくて、脱ぐ心配してるんだもんね〜’とまた思い出してケタケタ笑って楽しそうなサラ。
まぁ、思い返してもそんな女だからな。←
「あながち間違ってないから困る」
SR「それな」←
「もー、どうにかしてよ、あの子」
眉間にシワを寄せながらくいっと煽ったワインはチーズにとても良く合って美味しい。
SR「無理だよ、人の話を聞くタイプじゃないのわかってるでしょ。今はAしか見えてないって」
「私、付き合わないって言ってるのに」
SR「付き合えばいいじゃん」
「え、なんで。やだよ」
SR「それこそなんでよ。好きじゃないの?」
「テヒョン君と寝るのは好きなんだけど、」
SR「黙って」
前はノリノリで聞き出したくせに。
誰か分かった途端、このうんざりした顔よ。
「じゃなくてさ。なんていうのかな、テヒョン君の隣で寝るの心地良いんだよね」
そう、初めての時から感じたあの感覚。
ありえない、と自分でも思うのになぜか思い出してはまた欲しくなって。
酔いも相まってしまえば簡単に欲しいと口にして。
テヒョン君の大きな手に引かれて沈む瞬間が気に入ってる自分がいるのは確かで。
今までこんな気持ちになったことはないのに。
SR「・・・へぇ」
「え、なに」
SR「いや?あたしからは何も言わないでおくわ」
「教えてよ」
SR「A、そういうのは自分で気付くもんなの。テヒョナは自分で見つけたのね」
それだけ言うと、テヒョン君たちがいるカウンターへおかわりを貰いに行ってしまうから、一人ソファに深く沈んでクッションを抱える。
相談に乗って欲しかったのにあの感じだと何も助言はもらえなさそう。
ワインを味わいながら楽しそうな声が聞こえる方へ目を向けると、あの四角い口で笑ってる彼が目に留まって、彼だけを目で追って。
ほんと、どうしようこの関係。
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じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ!さらばじゃ!続編で会おう!←誰?ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ!とかミンギュあたりに言われそうで言えないwwwいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜^^ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい! (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アウラ | 作成日時:2017年9月24日 11時