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「じゃ、先に行くね」

TH「えっ、一緒に行こうよ!すぐそこじゃん!」

「ないない。じゃあね」



一緒に通勤だなんて冗談じゃない。

しかもテテのことだから普通にイチャついてきそうだし。


サクッと支度を済ませ、部屋を出て後ろを気にすることなくエレベーターの前に立っていると、ネクタイを締めきれてないテテが横に並んだ。



TH「お腹減ったぁ」

「コンビニ行ったら?」

TH「これがさ、ヌナのおうちだったら朝ごはんでハムエッグが出来てたり、」

「私、朝はシリアルだけ」

TH「えー、味気なーい」

「ほっといてよ。それに部屋に男は入れないの」

TH「じゃあ俺が初めてになっちゃう・・・!?」



なんでだよ。←

それよりも、



「いや、次ないから」

TH「えぇっ!?」

「付き合うつもりないし、セ フレもいらないし」

TH「やだっ!ヌナ、ハレンチ!女の子でしょ!!」



いやいや、朝からヤろうとして奴が何を言うか。


やっときた狭いエレベーターに先に入り、続いて乗ろうとしたテテを振り返ってドアの前で止める。



TH「え、」

「一緒に行かないっていったでしょ」

TH「ほ、本気っ!?」

「本気〜。じゃ、今度会う時はサラとかみんなでね」



ばいばい、と極上スマイルで閉ボタンを押すとテテの‘ヌナぁ!’の声を遮ってあっさりドアが閉まる。

はぁ、と一息ついて壁に背中を預けて、昨日からの事を思い出す。


この全身に纏う気怠さは慣れてる。

・・・いつもより腰がダルいのは相手が若いからだと思いたい。←


慣れないのは、いつもはないこの感情。


名残惜しい、だなんて。


彼の体温に包まれて起きた朝は、今までにない程に心地良かった。

男の隣にいて落ち着くなんて思ったのはいつ以来だったっけ。


まだうまく働かない頭で過去を記憶の中から探ろうとしたらチン、と一階に着いてしまった。


歩き出して、思い出したのは未だにツキンと刺さるような胸の痛み。

忘れられないこの痛みがあるから、私は誰かとずっとはいられない。


だから名残惜しいけど、テテともこれでおしまい。

それが彼にとってもいいことだから。



「・・・うん、それがいい」



テテはかっこいいし、モテるだろうからいつまでも同じ女に構っていられないだろうしね。

昨日はっきり伝えたし、朝も態度で示してきたからさすがにわかってるでしょ。



信号待ちで呟いて、自分で結論付ければ納得も出来て。

今日も頑張るか、とバッグを持ち直して会社に向かった。

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じょんくっく - 純愛じゃこりゃ。やられた。最初はただ…うん。でもだんだんほのぼのしてきてまじでやられた。← (2019年10月5日 0時) (レス) id: c461f78c89 (このIDを非表示/違反報告)
ほうじ茶 - テミンっていったらSHINeeのテミンしか… (2017年12月3日 22時) (レス) id: 5f77ff8aa9 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - あいよ!さらばじゃ!続編で会おう!←誰?ww (2017年11月12日 22時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - いっちゃんさん» ヌナでしょ!とかミンギュあたりに言われそうで言えないwwwいや、私もコンがこの年末多いから何枚積めるか・・・。雑食は大変だよね(>_<)お互いどこかで当たりますように☆また2でお話ししましょ〜^^ (2017年11月12日 21時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん - めっちゃ送ってごめんなさいTTオンニも何かのグループ当たったら私の分いってほしい! (2017年11月12日 20時) (レス) id: 3d31ebd9bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アウラ | 作成日時:2017年9月24日 11時

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