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序章―それでも…― ページ2
『早く消えろっ!!』
『近づくなっ!気味ワリィ…』
『ちょっと、!私の子に近づかないでよ!!』
なんで?
近づいて来たの、そっちじゃん
なのに………………
『化け物!!』
『アッハハ、大した事ないんだねw獣の子にしてはwwww』
『アイツ、かあちゃんもとおちゃんもいないんだってw』
『どーせ、捨てられたんだろ?w』
『まぁ、あんなんだったらなー』
…私は、ステラレタノ?
………もう、こんな世界に…………
こんな場所に居たくない……
早く、消えたい………
『さっさと、死ねよ!化け物!』
あぁ、そうだ。
こいつ等の言う通りに、
……―死のう
「こらぁ!桜をいじめるなぁ!!!」
『げ、ユリの奴が来たぞぉ!!』
なんで?
こんな、私を…………
………化け物の私を助けてくれるの?
「だって、桜の友達じゃん!(ニッ」
そうやって、君はいつも私に生きる勇気を与えてくれた。
だから、君が“居ない''今も諦めずに生きるよ―
―どんな目にあっても
―どんな虐めに会おうとも
……私は―
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作者名:狐 | 作成日時:2015年4月30日 13時