スケアリー・モンスターズ ページ24
「A、うちの寮の仮装を着てみると良い」
「そんなもんより、こっちの方が良いだろ？A」
「いえいえ、Aさんには僕たちの仮装が一番似合っているかと」
「俺らの仮装も、結構いけてると思うぜ？」
「あら、ポムフィオーレの仮装が一番よ」
「……拙者は、ノーコメントで」
「ふふっ、やはりAは何を着ても似合うな」
職員寮の、談話室。
広々としたその空間で、私は寮長さんたちやユウちゃんたちに囲まれていた。その後ろから見守るように私を見つめる先生たち。
どうしてこうなったのか。それは一時間ほど前に遡らなければならない。
『ハロウィン、ですか』
「えぇ。……ご存知、ですか？」
いつものように、職員寮の談話室で宿題をしていたときのこと。先生たちが慌ただしく動いて、言葉を交わしているのが気になって、側を通ったクロウリーさんに話を聞いた。
返ってきたのは、ハロウィンだからですよ。という返事。あぁ、ハロウィン。
私が小さく頷くと、クロウリーさんは恐る恐ると言った風に首を傾げた。
……ハロウィンは、一度だけやったことがある。
『仮装をして、お菓子を貰うんですよね。お父さまが生きていた頃に、一度だけやりました』
「そう、ですか。……ナイトレイブンカレッジでは、ハロウィンの一週間前からハロウィンウィークというのを開催しているんです」
『……ハロウィン、ウィーク』
「えぇ。生徒が主体をとる学外者向けのスタンプラリーのことです」
そこまで説明してから、クロウリーさんは「あぁ」と頷いた。
首を傾げると、笑いながら頭を撫でられる。
「本来なら、寮ごとに仮装をするんですが。……貴女も仮装はしたいですよね？」
クロウリーさんの言葉にこくこくと頷けば、その目が細められ。
ちょっと困ったように、眉が潜められた。
クロウリーさんは何かを考えるように、顎に手を添えて。「そうですねぇ」と言葉を漏らす。
それから、良いことを思いついたとばかりに手をぽんっと叩いた。
「どうせなら、各寮の仮装を着てみましょうか。それで貴女が一番気に入ったもの……もしくは、皆さんからの評価が高かった仮装をしましょう」
そう笑って、クロウリーさんは何処かへ電話をかけ始め。
十分もしないうちに皆が集まり、今に至る……という感じである。
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さ - 夢主に恋愛感情持ってるやついるの草ァ…カリムはともかくレオナとか絶対分かっててあげてるだろ。 (2022年6月6日 23時) (
レス) @page17 id: 745f3a4c41 (このIDを非表示/違反報告)
麗亜 - 犬って女の子も、good booyって言うらしいです。 (2022年1月10日 17時) (レス) @page18 id: 436e3086c5 (このIDを非表示/違反報告)
桜澤(プロフ) - 誕生日会……最高すぎません？……素晴らしすぎて終始微笑んでるんですけど。ほかの作品も順に見てるんですが、主様。天才脳をお持ちでは無いですか？最高楽しい幸せ癒しです！ (2020年11月28日 12時) (レス) id: 20b9b01cf5 (このIDを非表示/違反報告)
零夜(プロフ) - 鬱アニメ、某魔法少女！？！？まどマギですか！？！？！（覚えてない） (2020年11月27日 0時) (レス) id: be63cd896a (このIDを非表示/違反報告)
printemps(プランタン)(プロフ) - チーズ鍋さん» ありがとうございます！！ (2020年11月22日 23時) (レス) id: adf0bec428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チーズ鍋 | 作成日時：2020年10月23日 0時
