67 視界を覆う霧 ページ22
今度の舞台は体育館。
某洗剤並にきゅっと鳴るのは、綺麗に磨かれた床。
それはあまり日は経っていないはずなのに、かなり久しぶりに感じた。懐かしいなーとのんびり思いつつ、辺りを見渡せば、直し忘れたのかバスケットボールがあった。
………。
私はそれを拾うととりあえず投げてみた。綺麗な放物線を描いたボールはゴールに入っ………
ガンッ
「しししっダッセー！！」
「流石にそれはダサいよA」
『うるせーよ！！』
……入るわけがなかった。
き、帰宅部だから…かな？()
だん、だん…と悲しい音をたてて転がっていくボールを眺めて床ドンする。クソッタレ！！これしばらくネタにされるやつ！！
XANXUSさんはちらとこちらを一瞥して、また笑われた。もうやめて！Aのライフはもう0よ！！
つーか体育館にアンバランスすぎる豪華な椅子持ってくんじゃねーよどんだけ王様気質なんだよ！！
そんなアホなことをしていると、霧の守護者が到着した様子。
入り口を見ると、黒曜の人達がいた。確か犬と千種…？だっけ。私より頭悪そうなのが犬だと思う。
あっ今どっこいどっこいって言ったやつ誰だ出てきなさい。怒らないから。ただちょっとお話(物理)するだけだから。
あっちで色々揉めてるのを眺めつつ、私はボールを直してヴァリアー側へと歩く。
「Lo nego Il mio nome e' Chrome＿Chrome 髑髏」
やっべえこの登場かっこよすぎだろ！！だが私にはイタリア語が分からない。とりあえずオッサンに聞くと訳してくれたので感謝する。
クロームちゃん可愛すぎか……
また揉め始めたあっち側を見てそんなことを言っていると、ベルが「お前よりはな」とか余計なこと言ったので風を飛ばしておく。
勿論避けられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゃけ(プロフ) - アッこれ2年も動いてないんですね……続編に進んでみたものの、続きがないからこれ以上は読みたくないという気持ちがあって本当もったいないです…… (2020年5月26日 20時) (
レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - 桜さん» お久しぶりです、いつもコメントありがとうございます！相変わらずの更新ペースですが頑張ります… (2018年1月25日 0時) (レス) id: 6beedd7056 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - お久しぶりです！ 霧戦終わりましたね。残るはあの守護者戦。どうなるかドキドキです！ 無理せず自分ペースで更新してくださいね。待ってます！ (2018年1月24日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
サトー(プロフ) - 桜さん» 更新遅れてしまってすみません…あとありがとうございます！絡みを考えるのが一番楽しいです (2017年10月7日 22時) (レス) id: 06798f4f12 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 待ってましたー！ 本当に一話ごとで笑ってますｗ ボスとの絡みが楽しいですね！ これからも応援してます！ (2017年10月7日 18時) (レス) id: f38863f7c8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：サトー | 作成日時：2017年4月6日 10時
