95 ページ45
乾杯する気分じゃないから、わたしもとりあえずビールに口をつけて。
隣でジミン君が先輩二人の様子を伺いながら‘いただきます’と小さく言って飲み始める。
HS「んー?A疲れてんの?俺もう次の一杯持ってきたのに」←
「ごめん、今日は期待に応えられそうにない」
SR「置いといて。あたしが飲む」
HS「・・・A?」
「・・・うん、実はさ、」
旧友のホソクもいつもと違うのを察して、真剣な顔でわたしが話すのを聞いてくれて。
黙って最後まで聞いてくれたホソクは、‘うんうん、そっかぁ’とうなずいて。
HS「でもそれ、確かめてないんだろ?わかんないじゃん」
SR「いーや!あれはユンギ!どっからどうみてもユンギなの!」
「う、ん、わたしもユンギだと思うんだよね・・・」
HS「ヒョンだったとして浮気とは限らないだろ。本人から聞かないとな」
‘内容からしてもAだけの話だけじゃ一方的だろ’というホソク。
確かに。正論すぎて何も言えないわ。
わたしだって誰かの話として聞けばそう思うのに、当事者となるとひどいとか、なんでなのとか。
どうしても自分の気持ちが優先になってしまう。
冷静に諭してくれるホソクの言葉はすんなりと理解できて、気持ちが落ち着いていく。
「そっか・・・、そうだよね、本人に確かめなきゃ」
HS「そうそう、それからだよ」
SR「だからさっき行けっていったじゃん」
JM「サラさんのは聞きに行くというより殴り込む勢いでしたよ・・・」
SR「そのつもりだったし」←
本当にサラなら話なんか聞かずに殴ってるかもと思うと、思わず笑っちゃって。
そんなわたしを見たサラは少し安心したような表情になったのに気付いて。
「みんな、ありがとう」
親友や後輩の存在は本当に有り難い。
わたし以上に怒ってくれて、心配してくれて、聞いてくれて。
きっと一人だったら今頃止められない涙をどうしようかと悩んでたはず。
大丈夫という気持ちを込めて笑えば、ジミン君もホソクも良かったって微笑んでくれる。
うん、大丈夫。
ちゃんと向き合ってくるね。
JM「じゃ、飲みますか!」
「ホソク、おかわり。もういいから仕事して」←
HS「ちょっ、お前なぁ!」
SR「サボるな、働け、馬車馬のように」←
JM「(笑)(笑)」
ジミン君がケタケタと笑い出し、いつもの雰囲気が戻ってくると、急に湧いてくる喉の渇きと空腹感。
よし、喉が潤ったらユンギに連絡しよっかな。
599人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アウラ(プロフ) - ellieさん» いつもお付き合い頂き本当にありがとうございます!!さて、もうすぐラストです・・・!2で終わらなくてごめんなさい!wでもあと少し。心の準備お願いします( *´艸`)最後までお付き合い下さいませ☆ (2017年9月15日 13時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - またまたでごめんなさい。書かずにいられない!もう甘いユンギにきゅーんときちゃいました!ありがとうございます。これ、あれですか?ユンギから……心の準備しときますね。(ノ´∀`*) (2017年9月15日 0時) (レス) id: 0afbc283eb (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - さらんさん» 一気読みして頂けて光栄です〜!!(≧▽≦)今彼ユンギか後輩ジミンか。オチは・・・最後までお付き合いくださいませ!wwさらんさんの作品もお邪魔しにいきまーす! (2017年9月1日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - すごく面白くて一気によんでしまいましたwwwwww私はこのままゆんぎと幸せになってほしいです← (2017年9月1日 22時) (レス) id: 944861b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - バコさん» お読み頂きましてありがとうございます〜!ユンギのヤキモチ、たまらんっすよね( 〃▽〃)作者もですwww更新頑張ります〜!(*ゝω・*)これからもお付き合いくださいませ☆ (2017年7月20日 8時) (レス) id: 34a3e6fa2d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アウラ | 作成日時:2017年7月7日 14時