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「うーわ、めっちゃブス」
案の定なかなか寝付けなくて。
酔いが足りないと、廊下の隅で無駄に明るく光る自販機で買った缶チューハイを、色んな感情と共に流し込んで。
呂律が怪しくなった所でユンギの声が恋しくなって電話してみた。
夜中でもすぐに出てくれたユンギはきっとわたしからの電話を待ってたのかも。
そのことに気を良くして一方的に意味のない話をしたような気がする。
ユンギへの気持ちを抱えて、少しの罪悪感を隠して。
好き勝手にべらべらと話して、途中で寝オチ。←
スマホには <気を付けて早く帰ってこい> のカトク。
珍しくライアンのスタンプまで送ってきてるから、あんなに酔ってもジミン君とのことは話してなさそうでほっとした。
この不細工な顔をなんとか誤魔化そうと鏡の前で必死になっていたら、震えるスマホに‘正面に車をまわします’との表示。
慌てて部屋から出て、チェックアウトを済ませて車にもたれて待つジミン君に駆け寄る。
「ごめん、お待たせ!」
JM「おはようござい、・・・ぷっ」
顔を見るなり噴きだすジミン君。
「え、ひどっ!」
JM「す、すみません、だって、Aさんめっちゃ顔浮腫んでて、・・・あははっ!(笑)」
お腹抱えてめっちゃウケてるし。
何よ、自分だって糸目がいつもより腫れてますけどね!
「もー、うるさいなぁ。自分だって浮腫んでるじゃん!」
JM「俺はメガネで隠れますー」
「わたしだってチークでなんとか、」
JM「え、それ以上塗ったらアンパンマ、」←
「そこまで丸くないわ!もう!キー貸して!」
クスクス笑い続けるジミン君からキーを奪い取って車に乗り込む。
「・・・寝てないでしょ?寝てていいからね」
JM「そんなことないって言いたいですけど、はい、寝ちゃいそうです」
‘Aさんとまたこうやって話せてほっとしたから’と小さな声で呟く彼の目元はクマもあるのがわかる。
「うん、わたしもだよ。・・・さーて、行きますか〜。ジミン君は気にしないで寝てね」
にこ、と笑えばジミン君もへにょんと眉毛を下げて笑ってゆっくり目を閉じた。
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アウラ(プロフ) - ellieさん» いつもお付き合い頂き本当にありがとうございます!!さて、もうすぐラストです・・・!2で終わらなくてごめんなさい!wでもあと少し。心の準備お願いします( *´艸`)最後までお付き合い下さいませ☆ (2017年9月15日 13時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - またまたでごめんなさい。書かずにいられない!もう甘いユンギにきゅーんときちゃいました!ありがとうございます。これ、あれですか?ユンギから……心の準備しときますね。(ノ´∀`*) (2017年9月15日 0時) (レス) id: 0afbc283eb (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - さらんさん» 一気読みして頂けて光栄です〜!!(≧▽≦)今彼ユンギか後輩ジミンか。オチは・・・最後までお付き合いくださいませ!wwさらんさんの作品もお邪魔しにいきまーす! (2017年9月1日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
さらん(プロフ) - すごく面白くて一気によんでしまいましたwwwwww私はこのままゆんぎと幸せになってほしいです← (2017年9月1日 22時) (レス) id: 944861b0b4 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - バコさん» お読み頂きましてありがとうございます〜!ユンギのヤキモチ、たまらんっすよね( 〃▽〃)作者もですwww更新頑張ります〜!(*ゝω・*)これからもお付き合いくださいませ☆ (2017年7月20日 8時) (レス) id: 34a3e6fa2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アウラ | 作成日時:2017年7月7日 14時