いただきます、大好きです 。2

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テヒョン君の意味不明ならいおんさん大好き話も、サラの最新美容マッサージの話題も。

お酒のツマミにしたらおもしろくて、楽しくて。

みんないい感じに酔い進んでいく。

ぐったんもジミン君と同じ釜山出身ということもあってか、二人で地元ネタで盛り上がってたり。


おいしいよね、みんなでわいわい飲むお酒って。



「うん、この手を離してくれたらもっと楽しめるはずだ」

YG「ん？」



わかってるくせに。すっとぼけてもダメ。

甘えたユンギはたまらなく好きなんだけど、ずっとホールドされて素直に楽しめてない。

なんだこの、みんなの前での『俺の彼女』感は。


サラはわたしが動きずらそうにする度にニタつくし。

テヒョン君とジミン君は最初に見てから絶対見ないように気を使ってる。

ぐったんに至っては、二度見してからさりげにサジン撮ったの知ってるんだからな。←


何が誰も気にしてねーよ、だ。



「はぁ、なんなの、もう」

YG「喜ぶなって」

「恥ずかしいんですよ」

YG「あっそ。んでA、次なに飲む？」

「・・・手、離してくれたら言う」

YG「もういいじゃん」

「良くない。座りにくい。つーか暑い！」

SR「照れんなって」

JK「仲良し、ですねぇ」



ククク、と笑うぐったんは実はイジワルウサギなんだと判明。

くっそ、慣れてきたと思ったらぐったんまでも・・・。



「ねぇ、どーした、ユンギ君」

YG「先手です」

「はい？」

YG「誰かさん、モテ期のようなんでねー」


オッパ特製のピクルスをコリコリといわせながら食べるユンギ。

口に入っていなくても、膨れっ面なのがわかる。


ああ、そうだね。

あのお馬ちゃんが余計な一言置いて行ったもんね。

ついでにわたしがジミン君の言葉で顔赤くしたのも、きっとバレてる。



「わたしか」

YG「お前だよ」



うん、甘んじて受けよう。これ、ヤキモチという名のお仕置きだわ。


諦めて今日はユンギの好きなようにさせようと思ったら、鳴り始めるユンギのスマホ。



JK「会社ですか？」

YG「あー、すっげー出たくねぇ。お前出ろ」

JK「無理ですよ」

YG「ああーー、めんどくせー」



渋々わたしから離れるユンギ。

‘外出てくる’と立ち上がったついでにわたしの頭にポン、と手を置いて店を出て行く。


楽になった体勢にホッと一息。

お隣でジミン君もホッと一息。


うん、わかるわ。←

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