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22 JM side ページ22

取引先との打ち合わせも順調にまとまって、気づけば昼もすっかり過ぎた時間。

後は会社に戻るだけ。


‘お腹減らない?’というAさんの提案で近くの定食屋へ。

ゆったりとしたテーブル席に案内してもらうと、すぐにメニューとにらめっこしてる。


A「んん・・・、決まった!わたし、アジフライ!!」

「早いっ、待ってください、えっと・・・」

A「ね、こっちの生姜焼きにしません?半分こ、しない?」


ちょっといたずらっ子のような顔でメニューから覗いてくるAさん。

てか、

半分こ・・・!かわいい・・・!←


「そ、それにします!」


お店のおばちゃんにすぐ注文すると、‘やった〜’なんてニコニコご機嫌な様子。

きっとどっちも食べたかったんだろうなぁ。

年上なのにかわいいオネダリに俺もご機嫌です。


さっきまでの仕事の内容を二人で確認してると、お盆に乗ったご飯が運ばれてきた。


A「わぁ、おいしそう。いただきます!」

「いただきます」


一口食べて、幸せそうに‘おいしい〜’と顔が綻ぶAさんを見てるとこっちまで嬉しくなるなぁ。


「Aさんって、本当においしそうに食べますよね」

A「だっておいしいもん(笑)だから言ってるだけだよ。はい、これジミン君の分」

「ありがとうございます、こっちも、はい」

A「ありがと、・・・ん!おいし〜。こっちと迷ってたから嬉しいな」

「ふふ、よかったです」


Aさんが嬉しいなら俺も嬉しい。思わず笑顔になっちゃうよ。


A「それに、ジミン君との食事はほんとおいしいよ」

「え・・・?」

A「前から思ってたんだけど、ちゃんといただきます、とか、ごちそうさまもだし、しっかり言うじゃない?」

「それは・・・はい」

A「思ってても口に出してちゃんと言うのって実はすごいことなんだよ。感謝の気持ちなんだもん、作った人も嬉しいと思う」

「そうですかね・・・?」

A「そうだよ〜、だから一緒に食事してて、とってもおいしい。あ、今日はご飯も合わせてもらえたし?(笑)ああ、ジミン君、優しい!(笑)」

「・・・次も狙ってますね、それ(笑)」


軽口で返して笑いあってるけど、正直、本気で嬉しい。

仕事のことで褒められる事もあったけど、俺にとってそんな些細なところも見ててくれたのかなって思えて。



膨らむこの気持ち、どうしたらいいんだろう。

俺、どうしたいんだろう・・・。

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BTS@V - 心臓あの世に行ってしまいましたァァ(´;ω;`)ウッ… (2018年2月26日 22時) (レス) id: 098c1a355f (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» ユンギ頑張りますよ〜!(*´ω`)彼にはお砂糖でいてもらわなくては・・・!wでも餅な彼も頑張るようです( *´艸`)そろそろ続編に参ります!引き続きお楽しみくださいませ☆ (2017年7月5日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - !!えっ!不穏な空気が……ユンギに嫉妬されて嬉しいけど、私まで嫉妬したくないよ〜( TДT)む、胸が痛い……ユンギがんばってよ〜、私をはなさないで〜( ;∀;) (2017年7月4日 1時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» コメありがとうございます☆前回コメで二回目の初めましてしてしましたΣ(゚Д゚)すみません(´;ω;`)こんな作者ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです〜!少しづつこの関係も変わっていきます・・! (2017年7月2日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - 止めないで、ドキドキしたいからっ!( 〃▽〃)もうぎゅーんです。トキメキすぎて、心臓壊れそうです〜(*ノ▽ノ)むふふ (2017年6月28日 0時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アウラ | 作成日時:2017年6月1日 22時

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