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※若干ピョンテあり※
わたし、ヌナ呼びは慣れてないだけ。
いつもは言わない後輩に急に言われて恥ずかしいだけ。
・・・のはずなんだけど。
ユンギにヌナなんて呼ばれる日が来るなんて思っていなかったから。
ドキドキが収まらない、のに。
YG「よいしょ、と」
ラグからユンギの肩に勢いよく担がれて、ベッドに降ろされる。←
「・・・ねぇ、運んでくれるなら抱っこじゃない、普通。できればお姫様抱っこ」
YG「無理。腰イカれる」
うん、確かに。
そんな正直な彼がちょっと可笑しくて、笑いそうになるわたしを、ユンギは甘いキスで二人だけの世界に引き込んでいく。
絶え間なく注がれるキスの合間に、彼の掌がTシャツの中に入り込んで、優しく、ゆっくり撫でて。
部屋着のゆるめな服はするりと簡単に脱がされて、おへその辺りにキスを落とすユンギが上目遣いでわたしを見つめる。
「なぁに」
YG「Aヌナ、どうして欲しい?」
「へ?」
YG「だってヌナ、だろ?色々教えてよ」
薄暗い寝室でもユンギがニヤリと笑うのがわかる。
こういう時しか見せない色気が混じって、目を細めた表情がこの先のことを期待させる。
「・・・そのヌナっていうの、やめてよ」
YG「呼ばれて嬉しそうだったけど?」
「違うって、ん・・・、」
YG「・・・懐かれすぎるのも、」
「あ・・・っ、」
身体中に落とされるキスが気持ち良くて、心地よくて。
話す度に漏れる吐息が熱くて、力が抜けていく。
YG「おもしろくねぇな・・・」
ユンギの漏れる気持ちの欠片もちゅ、という音と身体中に広がっていく快感に隠れてよく聞こえない。
彼の掌が、愛しいってわたしを撫でるから。
何も考えなくてもいいんじゃないかって思わせる。
「はぁ・・・っ、あ・・・、」
YG「なぁ、言えよ」
気付けば下着も全て脱がされているのに、肝心なところだけ触れられずもどかしい感覚だけを残す。
「や、ユンギ・・・っ、お願い、だから、」
YG「ん・・・、なに?ヌナ?」
「もう、ほんと・・・っ、い、いじわる・・・っ!」
焦らされて、もどかしくて、おかしくなりそう。
彼の独占欲さえも気持ち良く感じて、普段呼ばれないヌナ呼びも特別な響きになるから困る。
もう、やめて。それより、満たしてほしい。
YG「・・・好きだよ、A」
そう言った彼のキスが熱くて、深くて。
なんて呼ばれてもいいから、ずっと呼んで欲しくて。
彼に全てを委ねた。
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BTS@V - 心臓あの世に行ってしまいましたァァ(´;ω;`)ウッ… (2018年2月26日 22時) (レス) id: 098c1a355f (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» ユンギ頑張りますよ〜!(*´ω`)彼にはお砂糖でいてもらわなくては・・・!wでも餅な彼も頑張るようです( *´艸`)そろそろ続編に参ります!引き続きお楽しみくださいませ☆ (2017年7月5日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - !!えっ!不穏な空気が……ユンギに嫉妬されて嬉しいけど、私まで嫉妬したくないよ〜( TДT)む、胸が痛い……ユンギがんばってよ〜、私をはなさないで〜( ;∀;) (2017年7月4日 1時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
アウラ(プロフ) - ellieさん» コメありがとうございます☆前回コメで二回目の初めましてしてしましたΣ(゚Д゚)すみません(´;ω;`)こんな作者ですが、これからもお付き合い頂ければ嬉しいです〜!少しづつこの関係も変わっていきます・・! (2017年7月2日 23時) (レス) id: 32a01a5ded (このIDを非表示/違反報告)
ellie(プロフ) - 止めないで、ドキドキしたいからっ!( 〃▽〃)もうぎゅーんです。トキメキすぎて、心臓壊れそうです〜(*ノ▽ノ)むふふ (2017年6月28日 0時) (レス) id: ddddb51918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アウラ | 作成日時:2017年6月1日 22時