桐皇学園高校男子バスケ部の関西弁マネージャー

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結局、試合は76対54と2、3年が維持を見せた結果になった。


今「やー負けてもうたな。」

寮の男子風呂に今吉の声が響き渡る。

今「せやけど、先輩達もかなり苦しんどったしワシらも少しは成長したんとちゃう？」

諏「あぁ、そうだな。」

諏「でも中盤のお前の指示は少し冷や汗が出たぞ。」

今「あーあれな。なかなか博打やったから不安やってんけどな、」

「なぁ、あのさ。」

１年だけの空間な事もあり各々がリラックスする中、第三者の大声によって場は一気に静まった。

第三者はあの日Aに意義を申し立てた部員だった。

「俺、新木を傷つけたかもしんない。」

「今日、俺試合してて気づいたんだ。」

「先輩達もかなり速い、けど俺らもそれについていけてる、ちゃんと勝負出来てるって。」

「俺もそれ思った。」

共感の声を出したのはあの日以来Aと口を利かなくなった部員の１人だ。

「だろ。で、何でかって考えたらあの地獄の練習が１番に頭に浮かんだ。」

「あいつ、性格キツいし、厳しいし、めっちゃ怖いけどすごい奴なんだよ、多分。」

今「…ほんで、自分らどないするん？」

湯船に浸かりながら話を聞いていた今吉は進まない展開に助け船を出した。

そもそもAに対しての態度の悪化は数人の１年によるもので今吉、諏佐を含んだその他は絡んでいないのだ。


心の決まった面立ちで彼は言う。

「俺はこれからも新木にマネージャーしてほしい、だから謝る。」

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