妊娠した

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「 あなた、おじいちゃんになるわよ 」



「 決めたんだね、A 」



「 うん
私はまだ子どもで事の重大さを甘く見てた
勝手だけどこの子を殺したくない

自分勝手でごめんなさい 」



「 Aが決めたことには口を出さない
ママとパパは全力でサポートするよ

時にA、話がある 」



ホットミルクを飲みながら二人を見る
話しってなんだろ...


「 仕事の都合で兵庫を出る事になった
引っ越すところは仙台だ 」


「 そっか、私は良いよ 」


「 明日引越し業者が来るから荷物纏めておいてね
今から学校行くから暖かい格好してきなさい 」


「 うん 」


ズズ、とホットミルクを飲み干し自室に戻る
厚着をしてマフラーを巻きリビングに戻った

引越しして良かったのかもしれない
彼に子どもが出来た、なんて言えない
だって彼には彼女がいる
それから今は大事な時期、邪魔なんて出来ない



「 ( つくづく自分勝手だなぁ ) 」

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