私の主役は私じゃない？

No.26 宗教立ち上げようか ページ29

ショッピくんの混乱顔に見惚れてる私ですが、唐突に舞い降りた疑問にペ神の方を向く。

『あいつに何かされてませんか！？』
sn「！」

これで足掛けされたとか言われたら私あいつの足ノコギリで切ってこなくちゃ。

sn「何もされてないよ。あの子も馬鹿じゃないからね、俺に対して少し視線がきついだけ」

目でも抉ってくるか。

『ほ、本当に？』
sn「ほんまほんま。俺に何かしたら幹部のみんなに嫌われるかもしれないってわかってるんだろ」

胸を撫で下ろす。私みたいなことされてなくてよかった。考えてみりゃそうなんだけどよ。

sn「・・君は？」
『わたし？』
sn「今回のこと以外で、色々とされてるんじゃないか？」
『・・・』

色々がありすぎて言葉で説明できないな。するつもりも無いけど。

sn「他人を心配するのは美点だけど、たまには自分のことも気にかけてあげてね」

ペ神の柔らかいふわふわの手が私の頬に触れる。こんなんもうわたあめじゃん口に含みたい・・←

『気にしてませんよ。あんな【バキューン】のやることなんかに』
sn「【バキューン】wwww君そんな肝っ玉座ってる子だった？wwww」
『玉ないです・・』
sn「あったら俺好みだったんだけど。残念」

今から作ったほうがいい？ちょっと電話するとこで来たから抜けるわえっとこの場合整形外科？

sn「・・俺は幹部で、君にとっては敵かもしれないけど」

唐突にシリアスボイス。へ、なに温度差で風邪ひく。

顔の紙がふわりと裏返り、髪の色と同じ淡く澄んだ、清廉な瞳が光る。

sn「もし味方だと思ってくれるなら、俺はいつでも助けに行くよ」
『泣かせに来てますよね・・』
sn「んふふ」

心に響くじゃねぇかその言葉。しかと受け止めた。

つか私皆様のこと敵だと思ってないよ。オアシスだとは思ってるよ。

『はぁ〜〜〜信仰したい・・』
sn「供物は男の子でいいよ」

何人ほしい？何人でも誰でもさらってきますよ？まずはロボロからですか？

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