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みんなね、ずらりと自席に座ってるんだけど。
イザナくんは手慣れた様子で椅子を持ってきて
大きなテーブルを挟んでマイキーの向かい側に座った。
イ「…あ、Aのことは聞いてるよ。
結婚式行けなくてごめんね?」
『…ぃぇ…/』
イ「鶴蝶と半間がね、写真と動画送ってくれた。
俺も行きたかった…みんな来てたじゃん。」
鶴「あぁ…あの時リアルタイムで送った。」
蘭「…そもそもあれ急だったし、
盛大にやるつもりなかったし。笑」
ほんとに。笑
既に懐かしいんだけど、ふと思い返すと
あの結婚式は凄いことだったんだと実感する。
イ「…蘭、これ。」
蘭「……どーも。笑」
「ん」とテーブル上で蘭さんに紙切れを渡すイザナくん。
それを受け取った蘭さんは「ご祝儀だって」
と言いながら私に紙切れを見せてくれた。
よく見ると桁違いの金額が記載された小切手。
……、…億。…億単位。
驚きすぎて声も涙も出なくなった私に
「蘭の稼ぎで足りなかったらいつでも言ってね」
ってイザナくんは冗談を言ってくる。
そのやり取りを無言で見ていたマイキーが
不機嫌そうに口を開いた。
万「…ねぇ、なんで急に帰ってくんの?」
イ「帰るって言ったじゃん。」
万「いつ!!」
イ「一年前の今日。"一年後に帰る"って。」
万「んなの覚えてねーし。」
イ「覚えてねーのが悪い。」
鶴「だとしても少し前に連絡ぐらいよこせよ。笑」
イ「ふふ…びっくりするかなーと思って。」
万「やだ!!」
『マイキー…せっかくイザナくん帰ってきたのに。』
マイキーは私のすぐそばに座ってるんだけど
「だって」と、口をへの字にしながら
私にぎゅって抱きついてくる。
万「A取られそうだから…やだ。」
竜「分かる。俺もそれを恐れてる。」
春「………。」
『何言ってるの…てか、マイキー離して。笑』
万「むり。」
鶴「この3人、Aのこと大好きだから。笑」
イ「…ふーん。蘭、大変だね。」
蘭「そう言ってくれんの三ツ谷半間イザナぐらい。」
明「俺も同情してるって。笑」
蘭「明司鶴蝶ココは楽しんで見てるだけ。笑」
九「…まぁ楽しませてもらってるけど。笑」
イ「じゃあ…俺、しばらく灰谷家で世話になるね。」
イザナくん、話の流れ完全無視。
ガタガタと立ち上がり物凄い剣幕で
イザナくんを睨みつけるマイキー竜胆さん春千夜。
…と、溜め息を吐く蘭さん。
また…何かが起こりそうな予感。笑
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yuu(プロフ) - !?さん» 裏作品はR18フラグを立てて公開してます。見れないようでしたら、R18作品を読めるよう設定されていない事が原因かもしれません。18歳以上の方でしたら、占ツクの設定ページを見直してみてください◡̈♥︎ (4月27日 14時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
!? - すみません。裏ってどうやって行くんですか (4月27日 13時) (レス) @page23 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ひいさん» ひいさん、コメントありがとうございます!!すごく励みになるお言葉、嬉しいです(T_T)♡これからもご愛読いただけるよう頑張ります◡̈⃝♪ (2022年8月24日 0時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
ひい(プロフ) - 一年おめでとうございます!! yuuさんの作品大好きで、いつも沢山のニヤきゅんをありがとうございます(*´ `*)笑 出逢えて本当に良かったです♡*° これからも応援してます!! (2022年8月23日 23時) (レス) @page39 id: e7b32917d3 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん、ありがとうございます♡ずっと読んでくださってて嬉しいです。そして優しいお言葉に救われます(⁎˃ᴗ˂⁎)更新頑張ります⋆* (2022年8月23日 19時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yuu | 作成日時:2021年12月4日 14時