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『今日は楽しかったです。またいつか…』
若「…今度家に遊びに行く。」
蘭「……来なくていい。笑」
2人とも、お願いだからちゃんと前見て運転して。笑
若「三途がAのご飯美味しいって
言ってたから、俺も食べたい。」
『それぐらいなら全然…ね？蘭さん。』
蘭「……やだ。」
若「あと竜胆がAと夫婦ごっこしてる
って言ってた。…俺もしたい。」
蘭「…何言ってんの？してねーし…ふざけんな。」
若「……Aの旦那めちゃくちゃケチだね。」
『…………。苦笑』
真っ直ぐな道を物凄い速度で走行しながら
ワカくんはなかなか引こうとせず。
無言が続く中、蘭さんが苛々してるのが伝わってくる。
『……ワカくんのそれ…何の棒…？』
必死に話題を考えた結果、この言葉しか出てこなかった。
するとワカくんが
咥えてた棒を口から出して見せてくれて。
若「ん……今日は飴。」
『……ほんとだ…飴…。』
蘭「………。」
特に会話も続かず。
蘭さんが窓を閉めるボタンを押したらしく
ウィンドウが上がり始めた瞬間、
若「………A。」
ワカくんが飴を持った手をこちらに手を伸ばしてきた。
そしてその飴を私の唇に触れさせてきて
ふに、と押し付けてくる。
『………っ…ん…/』
若「……………。」
唇から離れた飴を見ると
私が塗っていたグロスが付いていて、
ワカくんはそれを舌で舐め取った後で飴を口に含んだ。
若「……またね。」
ウィンドウが完全に閉まる前にそう聞こえて。
同時に交差点に差し掛かった時、
蘭さんはハンドルを左に切った。
ワカくんの車はそのまま真っ直ぐ行ったみたい。
蘭「…………。」
『………、…/』
どうしよう、気まずい。
蘭「………飴、何味だった？」
『…、……もも/』
もちろん蘭さんにはさっきのを見られてて、
その口調から怒ってるのが分かる。
蘭「……何させてんの？…マジでないわ…。」
『……っ……だって…、！//』
咄嗟のことだったし、何もできなかった。
私だってどうしようもなかったし。
多分、蘭さんの苛々が募ってて
怒りの中にも呆れが混じったような声。
そして沈黙の後、蘭さんが大きくため息をついた。
蘭「……ごめん。俺が早く何とかするべきだった。」
って、いつもの優しい声に戻って
空いた方の手で私の手を握ってくる。
車に乗って10分ぐらいしか経ってないのに、
それがすごく長い時間に感じた。
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yuu(プロフ) - !?さん» 裏作品はR18フラグを立てて公開してます。見れないようでしたら、R18作品を読めるよう設定されていない事が原因かもしれません。18歳以上の方でしたら、占ツクの設定ページを見直してみてください◡̈♥︎ (4月27日 14時) (
レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
!? - すみません。裏ってどうやって行くんですか (4月27日 13時) (レス) @page23 id: 37f7d05f89 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ひいさん» ひいさん、コメントありがとうございます!!すごく励みになるお言葉、嬉しいです(T_T)♡これからもご愛読いただけるよう頑張ります◡̈⃝♪ (2022年8月24日 0時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
ひい(プロフ) - 一年おめでとうございます!! yuuさんの作品大好きで､いつも沢山のニヤきゅんをありがとうございます(*´ `*)笑 出逢えて本当に良かったです♡*° これからも応援してます!! (2022年8月23日 23時) (レス) @page39 id: e7b32917d3 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - ちぃさん» ちぃさん、ありがとうございます♡ずっと読んでくださってて嬉しいです。そして優しいお言葉に救われます(⁎˃ᴗ˂⁎)更新頑張ります⋆* (2022年8月23日 19時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuu | 作成日時：2021年12月4日 14時
