家政婦から嫁になります【灰谷蘭】

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蘭「ちなみその元彼のスマホの中、
お前の写真とかもあったから消しといた。」


『データ消すって言ってたのも本当なんだ…。笑』



「消すのは余裕」だそう。

にしても、消さずに残しておいた
元彼の気持ちが分からない。
私は別れてから写真はすぐに消したし物も捨てた。



蘭「…色々思い出した？」


『んーん…懐かしいなと思っただけ。』



蘭さんとこういう話するのは初めて。

私は蘭さんの昔のこと少し知ってるけど、
私の過去の恋愛関係の話はしたことない。



蘭「A、お前今まで何人と付き合った？」


『その元彼一人だよ？…長かったの。
6年ぐらいお付き合いしてたから。』


蘭「…なんで別れた？」


『すれ違いが多くなって…
最後の2年間ぐらいずっと浮気されてた。
全然気付かなくて…気付いてからすぐに別れた。』



自分で言葉に出すと、
何故か当時のことを色々思い出してきて
胸がモヤモヤしてくる。


あの時は、裏切られたことがショックで
私はボロボロになった。


もうあんな思いは二度としたくなくて
恋愛から距離を置いていた。



蘭「付き合ったのが一人で、
経験人数もその元彼一人？」


『えっ！？……うん、まぁ……そう//』


蘭「じゃあその元彼消せば俺だけになるじゃん。」



物理的にはそうなるけど。笑
過去にあった出来事は消せないし。


今は蘭さんのことを好きになって
愛されて、すごく満たされてる。
過去のことは全然気にならない。



『蘭さんと出会って、今が幸せだからそれでいいの。』



私がそう言うと、蘭さんに肩を抱き寄せられた。



蘭「俺が浮気したらどーする？」


『んー……悲しい。……殺す。笑』



私は蘭さんを真似して言ってみたら
肩を抱かれたまま、見つめられて唇にキスされた。



蘭「俺は絶対裏切らねーけど。
でも、お前になら殺されてもいいかも。」



至近距離で見つめられながら、



蘭「俺のこと殺せるのはAだけ。」



そう言われた。



『ふふっ、大好きな人殺したりしないよ？』



私は蘭さんの首に腕を回して抱っこをねだる。






蘭「死ぬほど愛してる。ってこと。」







『私も』って言う前に、


今度は深く口付けられて…


抱き上げられて…


向かうのは蘭さんの部屋。








蘭さんが家にいる夜は、

どんな夜だって甘い時間に変わる。





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今回裏にはいきません(*_ _)
各自で妄想しましょう。。♡

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