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『竜胆さん…なんで…。』
私がそう言うと、竜胆さんは立ち上がる。
何でそこにいるの。待ってたの…？
竜「ちょっと外行かねぇ？」
『え、今から？』
竜「お前腹減ってねーの？」
確かに。ここに来てから何も食べてない。
竜胆さんに言われてから急激にお腹すいてきた。
外の空気に触れたいとも思った。
竜胆さんは私の様子を察したのか
「はい決まりー」と言うと
アジトにあるエレベーターの方へ向かった。
私もそれに乗るように促されて乗り込む。
1階で降りるのかと思ったらそうじゃなくて、
エレベーターの階数は"B2"の表示。
降りるとそこは地下駐車場で
黒い高級外車がずらりと並んでいた。
『何これ、すご…え、車で行くんですか？』
竜「そー。ここ俺らの駐車場。
Aもそんな格好だし、車の方が良くない？」
確かに。ルームウェアで来ちゃったし。
ショートパンツなので脚はさらけ出している。
竜胆さんが助手席のドアを開けてくれたから
そのまま流れで乗り込んだ。
竜「行くとこは決まってんだよね。」
そう言うと、竜胆さんは車を発進させた。
運転してる彼をチラリと横目で見る。
男性が運転してる姿って無条件でかっこよく見える。
竜胆さんは今日はラフな格好だけど、
これがスーツだったら…と妄想してしまった。
竜「…なに、惚れた？笑」
前を見て運転しながらそう言うから、
私は平然を装って咄嗟に前を向いた。
『ううん。大人になったんだなぁって。
だって、昔の竜胆はバイクだし、やんちゃだし。』
竜「お前にしみじみ言われるとなんかムカつくわ。笑」
途中コンビニに寄って、お金を渡されたから
竜胆さんに頼まれたコーヒーと、
私は自分が食べたい物と飲み物を買って。
着いたのは東京湾に面する港。
どこの港かは分かんないけど。
この時間だからか周りに車は停まってない。
車を降りて外の空気を吸って伸びをした。
ひんやりした空気が気持ちいい。
遠くの夜景が綺麗で。
なんとなく独り占めしてる気分になった。
竜「ここ穴場なんだよね。たまに一人で来る。」
……意外。でもそっか。
人間だもん、一人になりたいこともあるよね。
四六時中あの仕事やってる訳ではないだろうし。
『…なんで私をつれてきたの？』
私の腹ごしらえのためなら
わざわざこんなとこに来なくても。
竜「…Aと2人きりになりたかったから。」
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yuu(プロフ) - 姫花さん» ありがとうございます.*･ﾟマイペース更新ですが頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします◡̈♥︎ (2023年3月12日 15時) (
レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
姫花 - みれました〜‼︎嬉しすぎる‼︎これからも頑張ってください‼︎応援してます(o^^o) (2023年3月12日 15時) (レス) id: 20631a8445 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - 姫花さん» なので、またいつでもお好きなタイミングで読みにいらしてください(*^^*) (2023年3月12日 14時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
yuu(プロフ) - 姫花さん» 姫花さん、コメントありがとうございます。作品を好きだと言っていただけてとても嬉しいです◡̈♥︎ログイン限定公開は専用パスワードがないんです💧今までこちらの都合で全体公開にしてませんでしたが、ただいま全作品を全体公開にしました。 (2023年3月12日 14時) (レス) id: f20e03d161 (このIDを非表示/違反報告)
姫花 - 長文すみませんm(._.)m (2023年3月12日 13時) (レス) id: 20631a8445 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuu | 作成日時：2021年9月2日 21時
