★23話 少し、信じてみる ページ32
帰ろうと思い、鞄に手を取る。
するとポケットが振動する。
ポケットの中に手を入れ、振動の正体を見たところ、どうやら携帯だったらしい。
携帯を開くと一着のメール。渚からだ。
内容は、明日、学校の近くの公園に来て欲しいと。
嫌だ。
私は一番最初にそう思った。
もしかしたら罠かも。
もしかしなくても罠だろう。
私は渚の方を見てみる。
其処には不安そうな顔の渚、カエデ、業。
……とても嘘をついているようには見えない。
いや、もしかしたら演技なのかも?
何処までも人を疑ってしまう。
嘘だ、そう思っている思いとは裏腹に、私はわかった、と、一言返信を送ったのだった。
*
今日は、何故か帰る時、絡まれなかった。
多分、治が手を回してくれたのだろう。
感謝感謝。
そして今は自宅のリビングで寛(くつろ)でいる。
そして、明日のことを考える。
明日は土曜日。
お昼頃、公園に集合だそうだ。
すると、電話掛かってくる。
治からだ。
迷いなく通話ボタンを押す。
『やぁ、A』
「どうしたの?治」
『明日、本当に行くのかい?』
どうやら明日のことを知っているようだ。
まぁ治の事だ。きっと私の知らない間に私の携帯を改造して、いつでも内容などを見れるようにしておいたのだろう。
「うん。怖いけど、親友だから。……て云っても、私が一方的に思ってるだけかもしれないけどね」
『…………気をつけるんだよ。じゃあね。おやすみ』
「うん。……ありがとう。治。おやすみ」
私はそう云って、電話を切った。
明日に備えて、今日は寝るか。
布団に潜り込んだ。
そして、私が眠りに落ちるのはすぐだった。
*
どうも!桜音麻冬です!
携帯を取り上げられ、只今親の携帯でこっそりと更新しております!
次は雪夏ですね!頑張りやがれください!
では、サラダバー!!
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無名(プロフ) - 十六夜月夜さん» 返信遅れてすみません。ご意見も交えながら構成を練っていこうと思います。ご意見ありがとうございます (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - みかげさん» 返信遅れてすみません。ご指摘ありがとうございます。次の更新の時に修正しておきます。 (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - わっち(元あんぱん)さん» 返信遅れてすみません。ありがとうございます。いい作品が作れるよう、頑張ります (2018年9月26日 22時) (レス) id: 727e26ce18 (このIDを非表示/違反報告)
十六夜月夜(プロフ) - 律も味方に入れて欲しいです。彼女は録音とか出来そうだし...元々味方だったらすみません (2018年9月23日 11時) (レス) id: f9bc2076b3 (このIDを非表示/違反報告)
みかげ - 面白いんですけど、太宰さんは(私もですけど)芥川君のこと“芥川”じゃなくて“芥川君”って呼びますよ更新待ってます (2018年9月12日 19時) (レス) id: 9a6b1a518e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:無名 ★k.sae☆ 月桜 雪夏(セツカ) | 作成日時:2016年10月12日 17時