裏切られたアサシンは探偵です。【暗殺教室/文スト】

☆事実の動画と嘘の言葉 ページ23

私は、転校生の姫ちゃんの香水の匂いに、

吐き気を我慢しながら毎日を過ごしていた。

──────ある日の休み時間

治 ｢どうしたんだい？A。いつものAらしくないよ？｣

治は心配そうに私の顔を覗く。

A ｢な、何でもないよ！｣

私はとっさに嘘をついた。

治に、この事を言うと何をするか分からない。

それに、姫ちゃんのその甘ったるい匂いに

吐き気を感じる私が悪い。

治 ｢そうかい･･･。辛かったら言うんだよ？A｣

治はそう言うと心中の歌を歌いながら何処かに

行ってしまった。

A ｢本当にごめんね･･･嘘なんかついて･･･。｣

私はそう呟くと、窓にもたれて目をつぶった。

私は夢を見た。

皆に捨てられてしまう夢。

私は寂しくて、涙を流していた。

治までもが離れていく。

A｢やだよ･･･離れないで｣

───

？｢Aちゃん？起きて〜｣

A｢･･･ん｣

渚｢Aちゃん!!授業終わるよ？｣

私は授業をまた眠ってしまっていた。

今日は休み時間だけのつもりが･･･

それよりあの夢はなんだろう？

そんな事を考えていると、

渚｢早く！お昼食べよ？｣

渚に呼ばれた。

あの夢が現実になりませんように

私は心の中で願った。

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