陽【佐野万次郎】 (ページ9)

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真「んじゃ、寝よーと思ったけど…」

琴「無理じゃね？」

6畳の寝室は３畳分物を置いている為
7人寝るのには狭かった

エ「えーどーしよ」

真「2人か3人で寝るしか…」

万「んじゃエマとケンちん確定じゃん」

堅&エ「は？？？！」

タイミングよく重なるは？
に君は動揺もしない

万「場地と葵、俺とA」

圭&琴「…」

聞いた瞬間顔が赤らめる
なんで私を選んだのだろう

それは次の会話でわかった

真「え俺ひとり？！」

万「だってシンイチローと寝たくねーもん」

真「ひどっ！」

あー、やっぱ
好きなのは私だけかー

なんてひとり傷ついてみたり

真「んじゃ、早く寝ろよー」

って言って部屋の電気を消す真くん

隣には君が居て
どきっと胸がなった

くるりと寝返りを討ち
君に背中を向ける

心臓の音が聞こえない様にって
沈めようとするがそれは無理そうで

万「ねれねーの？」

『へ？！いや…』

万「…くらいのこえーの？」

『っ…う、うん』

そういうことにしとこーなんて
適当に相槌すれば

後ろから君に
腕を回されて

思わずぴくっとさせてしまう

『ちょ、』

万「だいじょーぶ、俺がいる…」

多分私が暗いの怖いって言ったから
安心させようとしてるんだ

さっきより近くなった君との距離に
心臓は鳴り止まない

多分これ聞こえてるよね？
恥ずかしすぎてしにそう

『っ…』

これガチめに恥ずかしすぎて
寝れないんだけど？！

と1人固まりながら
狼狽える

少しでも楽をしようと
身体を少しだけ動かしてみれば

万「んっ、」

『？！』

後ろから聞こえてきた君の
初めて聞く甘い声に驚く

心做しか腰部分に
熱くて固いものが当たっている気がした

万「…あんま動くな、」

『…はい、、』

言われた通り動かないように
していたら

隣の布団からガサゴソ聞こえるしで

全然寝れなくて
寝れないまま朝になっていた