陽【佐野万次郎】 (ページ7)

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真「おーマンジローと堅じゃん。また喧嘩か？程々にしろよー」

堅「うっす」

皆真くんが帰ってきて嬉しいみたい
心做しかニコニコしている皆に
私も嬉しくなる

ちょっとしてエマちゃんも
学校から帰ってくると

今日は真くんもいるし
皆でパーティでもしようかなんて

真「よーし、んじゃ行ってきますか」

エ「あーじゃあ、卵多めに買ってきて～」

万「俺どらやき」

『わたしちょこれーと！』

堅「マイキー、おめーはさっき食ってきたろ」

皆あれやこれやと
真くんに買ってきて欲しいものを頼む

真くんは多少呆れながら
家を出ていった

それから圭介と琴里も呼ぶかー
ってなってそれはもう大人数での
パーティにする予定だ

琴「ちょっと、真一郎くん買いすぎじゃね？それ」

エ「うわー、なにしてんの真兄」

万「オレのどらやきは？」

『わーい！いっぱいだぁ！』

圭「真一郎くん、お疲れ様ー」

真「おー圭介と琴里ちゃんもいらっしゃい」

真くんが帰ってくると
一段とわんやわんやと騒ぎ出す

やっぱり皆真くんが大好きなんだ
ほかほかと心が暖まる

そんな中君を見ると
買ってきてもらったどらやきを
もぐもぐと頬張っている

近寄ってつんつんと膨らんだほっぺを
つつけば

万「ん、なに、あげねーよ」

『いらないし』

万「ふーん」

『今食べたら夜食べれなくなっちゃうよ』

万「…ん、」

『え？いいの？食べないの？』

万「ご飯…たべねーとエマに怒られる……」

なんて拗ねた顔をしながら
半分にされたらどらやきを
渡されて

仕方がないからたべてあげたけど
とても美味しかった

そーいえばこれは
関節キスというものでは？！

と顔が赤くなるのを感じて
慌てて君の元から離れたけど

絶対あやしまれたよね？！