検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:757 hit

23 ページ23

琴「ちょ、圭が金魚持って帰ってくれない!」

圭「知らねーワ、勝手に掬ったんだろ?!」

『ちょ、ちょっと!』

とプチ喧嘩をすふカップルを
止めようと
したのが運の尽きだった

琴「あ、ココロ!金魚さんいる?」

圭「なんだ、ホシーなら早く言えよ」

『え?』

琴里の金魚掬いやりたーい!
の一言からはじまり

圭介のよく遊びに来る
猫が食べてしまうかもしれないだろ
という宣言のもと

喧嘩になってしまった様で
仲介に入った私が

その金魚を持ち帰ることになった
当の本人たちは

何事もなかったかのように
イチャついている

『もー、なんで私なのよ、』

万「まー、Aん家金魚飼ってるし別によくね?」

なんて隣にいる君に
そう言われて

それもそーよね
なんて返す

少し歩いていれば
射的コーナーがあって

景品の方に自然と目が泳いだ

『あ、くまさん、』

万「ん、ほしーの?」

『え?』

万「俺とってこよーか?」

景品欄を見たら
可愛い熊のぬいぐるみが置いてあった

最近クマのマスコットを
作ろうとしていて

お手本にできるかなと
思ってしまった

『ううん、欲しいわけじゃ……あ、』

別に今すぐってわけでもないから
断ろうと言葉を発した時には
もう遅かった

射的のおじちゃんに
お金を払っている君

万「1等、狙うワ」

お「おー、ニーチャン、彼女ちゃんの為に頑張れよ」

『なっ、彼氏じゃ……』

万「んーじゃ、見栄張らして頂きます」

え?
ビックリして

君の方を向けば

いつも朝が遅くて
だらしない君じゃなくて

いつも授業ほったらかして
寝ている君でもなくて

かと言って喧嘩している時の
楽しそうな目でもない

目の前の的に集中していて
私にはとてつもなくかっこよく見えた

24→←22



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水瀬 | 作成日時:2022年9月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。