6【永遠の苦痛】 ページ6
まふまふside
部屋に手をかざし、僕の最大奥義、『レイゾウコ』をかける。みるみる凍っていく部屋を見て思わず口角をあげた。中からの声が聞こえないように扉の方から順に凍らせた。
ま「これで、そらるさん達も無理しなくてすむんだ」
そろそろか、と思い部屋を開けた。少々意識はあるが助けだと思っていたのだろう。嘲笑う僕を見てぐだっと倒れた。僕はそんなのに構わず、直に魔法をかけていく。人間なんて醜い！！
僕は最初は一人だった。でも、あるとき人間に一緒に暮らそう、そう言われた。警戒したものの、結局は望んだ通り、幸せなものだった。しかし、僕を拾った人はお金が底をつきたのか家を追い出されることと引き換えに僕を………売ったんだ。
オークション。身体の欲求のため、ストレス解消のため、ただただされるがままに買われた人のおもちゃとなった。女は僕に毎日赤い印をつけ、男は僕をストレス解消の道具として使った。
ある日のことだ。またオークションに出されることになった日に、女が僕を買った。また身体の欲求のためだと思って、家につくなりその女を…………食べた。そのまま逃げた。小さい女の子が泣いていたとも知らずに、食べなければ幸せな環境が待っていたなんて全く思わずに(・・)
急に騒がしくなったと思えばみんなが向かってくる気配がした。いや、目の前に現れた。瞬間、僕を吹き飛ばした。かけていた魔法は途切れ、舞っていた霧も徐々に割けていく。
ま「っ、……そらるさん、なんでですか…」
そ「まふ、もう止めろ。人間はまふが知っていた人間よりずっと進化している。」
ま「………また、操られてるんですね。僕が助けてあげますからね」
僕がまたとびかかろうとするとうらたさんが「まふ」と僕を止めた。なんで、なんでみんな邪魔するんだよ！！キレそうになった僕にうらたさんが静かに告げた。
う「………Aは、まふが食べた人間の娘だ。」
ま「え、………そ、それがなんですか」
さ「Aの母親は本当にまふを助けようとしていたんや！！ずっと前からお金を貯めて、オークションに出される度に傷つくまふを救うために！！」
ま「っ、え………そんなわけ…」
天「見てみる？まふが食べなかったらどうなったか。」
そ「自分の目で確かめろ。」
急に景色が変わった。
ああ……あの日だ。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年5月25日 17時) (
レス) @page23 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
玲央(プロフ) - きったあああああああああ 一推しグルきったあああああああああ (2019年12月31日 15時) (レス) id: e6e1ae29a5 (このIDを非表示/違反報告)
恋花ﾚﾝｶ - 応援してます!すとぷりメンバーかな？続きが楽しみです! (2019年12月18日 11時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 雛さん» わああ!!コメントありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 2bdc6ab8ba (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 更新楽しみにしています！！！もうこの作品好きすぎて発狂しそうです！！！（？） (2019年12月11日 6時) (レス) id: 5862d10b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年7月2日 19時
