2【安心と恐怖】 ページ2
Aside
背中にふわり、とした感触。
少し目を開けば白い壁。
周りを見渡せば可愛いたぬきの人形やおしゃれな家具がおいてあった。
生きている、という安心感とまた吸血鬼にあってしまった、という恐怖があった。
覚醒しない意識のまま、ぼーっとしていると突然ドアが開いた。
そ「あ、おはよ。大丈夫？どこも痛くない？」
る「なぁなぁ、血、欲しいんやけど。」
そう言って手を伸ばしてくる、眠そうな人と血が欲しいと騒ぎ、近寄ってくる人を振り払った。
『や、やめてください…』
そ「ごめん。俺はそらる。好きに呼んで。」
る「るすやけど。すきに呼んでええよ。」
『…』
黙りながら震える私を見て困っているそらるさん。
そ「何もしないから大丈夫だよ。名前は？」
『…A、です…』
る「Aやね。かわええ名前やな〜！」
『ありがとう、ございます…』
案外優しい人だな、と思っていると白い煙が舞い、白い髪の人が現れた。
状況が追い付けていない中、その人は私を思いっきり押し倒した。
ま「そらるさんとるすくんから…離れろｯ！！」がぶっ
『んぁ…！！いっ、たい…！』
そ「まふ！！」
る「まふ！！やめてや！！」
ま「なんで、るすくんもコイツの味方？人間なんてくだらないｯ！！」ぢゅう
『や、めてくださｯ…！！いっ…！！』
がぶっ、と噛みつかれ、ぢゅう、と強く吸われた。
後ろで焦るそらるさんとるすさんが見えた。
私を殺.すような勢いで血を吸うまふ？という人。
すると一気に視界が明るくなった。そらるさんが何かしたみたい。
そ「あっぶな…A、大丈夫？」
『ありがとうございます。』
そ「止血しよ。ちょっとこっち来て。…やっぱり結構いったか。」
『いっ…』
そ「ちょっと我慢、して？」
なんてあざとく首をかしげるからはい、と頷く。
る「ふぅ…まふ、さかたんに預けてきたで。」
『るすさんもありがとうございます。』
る「ん〜…るすすんがええな〜！」
『さっき好きに呼んでって言ってましたよね！？』
る「そやった？でもるすさんはいやや！」
『るすさん。』
る「む…知らんもん、Aなんか知らん！」
『ふふっ、はいはい、るすすん。』
る「笑った！」
るすさ…ん”ﾝ…るすすんがあまりにも子供っぽくてつい笑ってしまった。
さっきまでの緊張のような恐怖のような感情はなくなっていた。
そ「A、まふ…さっきのやつには気をつけて。」
そらるさんが言った言葉の意味を今は知らない。
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ちょこ - 更新が止まってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！(´;ω;｀) (2022年5月25日 17時) (
レス) @page23 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
玲央(プロフ) - きったあああああああああ 一推しグルきったあああああああああ (2019年12月31日 15時) (レス) id: e6e1ae29a5 (このIDを非表示/違反報告)
恋花ﾚﾝｶ - 応援してます!すとぷりメンバーかな？続きが楽しみです! (2019年12月18日 11時) (レス) id: 1d9528a5e6 (このIDを非表示/違反報告)
なの(プロフ) - 雛さん» わああ!!コメントありがとうございます!!更新頑張ります!! (2019年12月14日 8時) (レス) id: 2bdc6ab8ba (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - 更新楽しみにしています！！！もうこの作品好きすぎて発狂しそうです！！！（？） (2019年12月11日 6時) (レス) id: 5862d10b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なの | 作成日時：2018年7月2日 19時
