歌い手達が拾った幼女はちょー可愛がられています…*

6色のヒーロー ページ44

天月side



うらたさんが乗り込んだのを確認して、スマホを開く。それぞれに"Aちゃん病院に運ばれます！すぐに駐車場集合！車で追いかけましょう！！"とLINEする。すぐに既読はつく。それぞれ"了解"、"すぐ行きます"、"ありがとう"と送ってくる。そして、すとぷりメンバーに事情を聞く。初対面とか、今は気にしてられない。



天「すみません！いつからAちゃんは居ましたか？！」


さと「10分ぐらい前だと思う」


なな「開けた時はもう意識なくなってましたよ」


ころ「それに、口と足と手、縛られてたりガムテープ貼られてた…」


天「…わかりました…ありがとうございます！」


ジェ「Aちゃん大丈夫なんかなぁ…」


天「…見つけてくれてほんとにありがとう「天月！！」」



事情を聞いて、お礼を言った時、後ろからそらるさんの声が聞こえた。全員居る。



天「そらるさん！」


そ「それより行くぞ！」


坂「あ！車の鍵うらさんやで！！」


ま「そらるさんの車しかないけど…5人乗り…」



こんな状況の時にそんな問題が…！周りを見渡す、まふくん、そらるさん、さかたん、志麻さん、センラさん、るすすん、歌詞くん、俺。8人…無理だ、3人残して5人に行ってもらうしかない、そう思った時、すとぷりの青の髪の人が口を開いた。



ころ「ぁ、あの〜…志麻くんだよね…？」


志「ころんくん…」


ころ「僕ら、2台で来てるから、その〜、一緒に行く？」


志「ええの！？」


セ「ななもりくん、ええんですか？」


なな「この状況だから、もちろんいいよ！俺らも心配だったし、よし！乗り込め！！」


そ「俺とまふとるす、歌詞太郎、坂田はこっちに乗れ！」



ここでも迷う時間はないと思ったそらるさんがそれぞれ支持する。俺はすとぷりメンバーの車。るぅとくんの車らしい。センラさんと志麻さんはもう1台の車。このくるまも、志麻さん達が乗る車も大型で、8人乗り。こっちの車にはるぅとくん、莉犬くん、ころんくんが乗っている。いつものパターンらしい。



るぅ「あ！ちょっところちゃん！こんな時に零さないでよ！僕の愛車…！」


ころ「あ、ごめんね〜るぅとくん〜」


莉「天月くん、そんな固くならなくて大丈夫だよ！Aちゃんは生きてるし、大丈夫！」



そんな莉犬くんの励ましに自然と力が抜ける。そして、ころんくんが振り返る。(主ころ民←)



天「ありがとうございます！」


ころ「大丈夫だよ」



そう言って微笑み、前を向く。その笑顔が俺を安心させた。

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