21時限目 ページ24
「あのさあ」
「え？」
「二人きりの時くらい敬語やめろよな、堅苦しいから」
若き祐希くん、勇気を出す。
ちなみにこれはおれ渾身のダジャレである。
「あっ、わ、わかりました......
ん、えっとね...祐希くん....私......」
「......あたふたしやがって」
かっわい〜なあ、おい。
蒼依、だけに。
どうした俺、今日はすごい調子がいいぞ！披露してやろうか！
いや、やめておこう。せっかくの休みの日に落ち込みたくない。
なんて言ってるともうその施設に着いてしまった。こういう文章は便利だなあ。
ひまわり園、か。
ありがちな名前だけど、ひまわりってのはやっぱり安心するよな。ほのぼのしてて。
俺もそんな明るい学園生活送りたいよ、トホホ。
「あ〜っ、蒼依くん！」
「
なんて俺がボケーッとしてる間に、小此木は門の方へと向かっていた。
園から出てきたその老年の女性＿＿＿＿＿＿園長か？
は、小此木を見るなり急いで駆け寄ってきた。
「見るたびに綺麗になるのね、蒼依くんは。
先生ったらもう老けるばっかりで....あら？」
その女性は俺の顔を見ると、にこにこ笑って言った。
「あー、もしかしてこの子が！」
「はい、そうなんです。この前お話しした寺田祐希くんです」
「あらぁ〜可愛いわ！
はじめまして。私はここの園長先生をしている紫藤シノよ。
可愛い祐希くんにはあめちゃんあげちゃう！」
紫藤先生からもらった飴玉3つをズボンのポケットにしまいながら、
軽く頭を下げると、先生はもっとその笑顔を輝かせた。
そして、小さく俺に耳打ちをする。
「あなた、彼のクラスの子なんでしょう？
蒼依くんもね、ここの卒業生なの。小さい頃は引っ込み思案な子だったけど、
今では毎週のように来てくれるわ、とても助かってる」
「え」
卒業生、ってことは、てことはだよな。
『先生、休みの日はいつもこうしてんのか？
＿＿＿＿＿＿家族で過ごしたりとかしねえの？＿＿＿＿＿＿』
あっちゃー......やっちまったか......
ちらりと小此木の方を伺い見ると、首を傾げて逆に伺い返されてしまった。
そうか、そうだったのか＿＿＿＿＿＿予測しておくべきだった。
俺のバカバカバカ！！
神様、今日の夢が正夢になりませんように......
てか今年に入ってから何回いのってんだよ俺。
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ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - いずれ祐希くんは男子校ハーレムになるんやろな.....(遠い目) 関係ないけど会長と副会長ってできてるよね.....(クソ作者) (2019年5月1日 22時) (
レス) id: 0900a9cb6c (このIDを非表示/違反報告)
neko.lo#(プロフ) - ファイアー@宝石の国沼さん» 祐希君が攻めだとやっぱりおねショタの逆ですかぁ…おねショタみたいな二人の関係の進展が楽しみですね!もう一回言いますが、大変だと思いますけど頑張ってくださいm(_ _)m (2019年4月15日 17時) (レス) id: a21c89c03e (このIDを非表示/違反報告)
ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - neko.lo#さん» これからも二人を中心としたドタバタラブコメとして更新頑張りますので、よろしくお願いします！ (2019年4月15日 6時) (レス) id: 0900a9cb6c (このIDを非表示/違反報告)
ファイアー@宝石の国沼(プロフ) - neko.lo#さん» わはーコメントありがとうございます！！ 小此木先生は乙女(？)ですからね....やはり祐希君が攻めになるのだろうか....と思ってます。 おそらく先生はもう少し男を見せてほしいと思ってるでしょうねw (2019年4月15日 6時) (レス) id: 0900a9cb6c (このIDを非表示/違反報告)
neko.lo#(プロフ) - ごめんなさい、好み的には でした(' ';) (2019年4月15日 1時) (レス) id: 79242aa2d1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファイアー@橙蛙不二周助の人 | 作成日時：2019年2月16日 11時
