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桂さんがあんなにキスが上手なんて…
なんだか、桂さんだからか余計にいやらしい気がする
しかも、いつの間にかアフロを取っていて、いつもの桂さんだった……
私は桂さんのあとをおって終さんの部屋にむかった
終さんは部屋で書を書いていた
桂さんが終さんにはなしかけたが、返事はない
桂さんのアフロをすでに復活させていた
「…このまえ、夜あいましたよね?」
私も思い切ってはなしかけてみる
「…」
返事はないが、首をたてにふってくれた
すると、すごい速さでどこかに走っていった
私は頭にはてなをうかべ、桂さんは何故かついていってしまった
とりあえず今日はひきかえそう。邪魔になったら困るし。
夕方の見回りを終えた後、夕飯を食べて、風呂にはいり部屋でくつろいでいると
静かに襖が開いた
「夜分にすまんな」
そういって入ってきたのはアフロをしていないただの桂さんだった
どうしたのかときくと、私の目の前に座った
「言ったろう…もっと触れ合いたいと…」
真剣な顔でそんなことをいえてしまう桂さんはやっぱり普通じゃない
「ちょ、かつら…さ、」
私に詰め寄ってくる桂さんにおいあしをとると、すぐに壁が背中にあたった
「…ん、…んん……ぁ…ぁ……んっ」
意外にも薄い屯所の壁、
隣の部屋にきこえていないか、だれか部屋にはいってこないか、
その悪いことをしているような負い目を感じる感情と、桂さんのいやらしいキスは私をどろどろの沼に突き落とそうとしていた
「かつらっ…さん、」
息が上がりながらも、目の前にいる男の名前を呼ぶことしか出来ない
「本当に愛らしいな……俺はお前を愛しているぞ…A」
突然の愛の告白に驚く間もなく迫ってくる激しいキス
「……んっん…ん……ふ……んん」
桂さんの私の顔をつつむ手はあたたかくて、やけに落ち着いてしまう
「…だめだろう…そんなはしたない顔……俺以外にみせてはならぬぞ」
はしたない顔というのは火照った顔で涙ぐんだ目をしていて、口の端から涎をはみださせている顔のことだろう
桂さんがゆるんだ口の端を指の腹で拭う
「A…そろそろ次のステップにいってもいいか」
桂さんの言葉の意味もわからず、脳内を完全にキスで朦朧としている私はなんの抵抗もなく桂さんにしてやられている
桂さんが、私の着物に手をかけたと同時にスパーンと襖があいて耳に音が響いた
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そらね - 続き気になります!更新おねがいします!!! (2021年5月1日 8時) (レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
hinahina - ありがとう(●^o^●)更新がんばって!!応援してるよ(^^♪ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 73469b3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - hinahinaさん» 大歓迎です!!タメでいこう(>_<) (2020年6月3日 23時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
hinahina - エトさん» そうなんですね(*^_^*) あの、、タメ口でもいいでしょうか? (2020年6月1日 23時) (レス) id: 73469b3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年5月23日 21時