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私はその音で今私が目の前の男…桂さんに初めてを奪われてしまいそうなことに気づく
しかも隊士が部屋の中にはいってきたのだ。今の桂さんは紛れもない桂さんだ
しかし、
まだ桂さんは捕まっていない
今私たちはとっさに押し入れに隠れたのだ
なぜ、私までいれられたのかはわからないが…
「…桂さん、ちょっと…くすぐったっ…ん」
私は押し入れの半分に二人ではいっている
桂さんの胡座をかいた上に乗っかっているが、桂さんが私の肩に顎をのせてくるのが、なんともくすぐったい
「…静かにしろ、ばれたら大変だぞ……これなんか居心地いいな…よいしょっと」
小声で話してはいるが、なぜこの人はこんな余裕そうに私を抱きしめているんだ…
「あり……A…どこいっちまったんでィ……いると思ったんだけどなぁ」
総悟が私の部屋をスパーンとやった張本人らしい
「あぁ?……今Aの喘ぎ……いや、その、声きこえたじゃねぇか…いや、全然そういう意味じゃないから!そうじゃないから!」
十四郎さんもいるようだ
きこえてたなんて、恥ずかしいことだ
「だから、土方さんはむっつりって言われるんでさァ」
「いや、おめェしか言ってねぇよ!!」
十四郎さんが慌ている姿はかわいいのだ。だから、みたかったが、この状況では仕方ない
さっきから桂さんの息が耳にかかりくすぐったい
ここを耐えれば…なんとか、
「んっ…」
桂さんが……私の、耳をはむはむしている
「今、なんかきこえなかったか」
「そうですかィ?耳鼻科行けよ死ね土方」
この人はなにしてくれんだあああああ
「桂さん!」
私はさっと体を桂さんの顔にむける
「いや、つい」
ついじゃないよおおお
なんとか、その場を耐えしのぎ外にでる
「もう、桂さんのせいで酷い目にあいましたよ。」
きっと桂さんを睨むと、しゅんとしてしまった桂さん
もう、、
「今度からは、こんなとこじゃなくて、ちゃんと安全な場所で会いましょうね……別に嫌ってないですから、」
あからさまに目をキラキラさせた桂さん
「本当か!絶対だな!絶対だ!!」
だから、はやく部屋に戻れというと、どこからともなくでてきたアフロををつけてまわりに花が見えそうなくらいうきうきらんらんで部屋に戻っていった桂さんだった
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そらね - 続き気になります!更新おねがいします!!! (2021年5月1日 8時) (レス) id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2020年6月10日 17時) (レス) id: 647e80459a (このIDを非表示/違反報告)
hinahina - ありがとう(●^o^●)更新がんばって!!応援してるよ(^^♪ (2020年6月4日 20時) (レス) id: 73469b3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - hinahinaさん» 大歓迎です!!タメでいこう(>_<) (2020年6月3日 23時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
hinahina - エトさん» そうなんですね(*^_^*) あの、、タメ口でもいいでしょうか? (2020年6月1日 23時) (レス) id: 73469b3ea9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年5月23日 21時