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「に、逃げる?!」
私は桂さんに引っ張られて団子屋を後にした
走る度にうねる髪すら綺麗で…
そんなこと考えてる暇はないけど。
真選組が車を光らせて迫ってくる
「こっちだ」
桂さんは逃げ慣れていてささっと細い道を通り抜ける。なぜ私まで逃げているのかわからないが、鬼ごっこしているみたいで楽しい…なんて、
しかし真選組の車にかこまれて包囲されてしまった
「…すまないが、少し手荒な真似をさせてもらうぞ」
すると桂さんが私をお姫様抱っこして、屋根に飛び移る
「このままアジトまで向かうぞ」
お姫様抱っこ…走る桂さんの顔が思いのほか近くて目線をどこに向けたらいいのかわからない
そんなことを考えていると、いつの間にか、真選組の追っ手はいなくなっていた
しかしなかなか私を降ろしてくれない桂さん
他の人の視線が痛い
「か、桂さん、もう大丈夫なんで…降ろしてください。恥ずかしいです…」
顔を下に向けながら照れ隠ししてはなす
「…もう少し…このままでよいか。…Aはフィット感が凄くいいのだが…」
フィット感…笑えてしまう
こんなこというのは桂さんくらいのものである
「なにいってるんですか…まあたしかに桂さんの腕の中は居心地いいですけど。」
そんな戯言を言って笑いかける
「…A殿は笑顔が美しいな」
一瞬足を止めて、私の頬に手をやる桂さん
ドキドキと胸が高鳴る音がきこえる
顔が近づいてきて、唇と唇があと少しでくっついてしまいそうな。
「っ…すまない、A殿があまりに魅力的でな…」
欲 情したことを謝る桂さんにすこしばかり期待していたなんて…ここだけの秘密だ
桂さんのアジトまで行くと入口には白い…なにかがたっていた
片手にもつボードには
『桂さん!どこいってたんですか』
『てかこの女の子は誰ですか!』
と、質問攻めである。なんだこの白いなにかは。
「済まなかった。エリザベス…こいつはエリザベスという。こっちはAだ…仲良くしてやってくれ」
双方に紹介をいれた桂さん
そのあと、桂さんは私を自室に案内してくれた
「ここが桂さんの部屋…」
なんだか、無機質な部屋…
「まぁ、ゆっくりしてしくれ」
そういって桂さんは私の横で壁に腰掛けて座った
気づくと、万事屋の3人から逃げた疲労と真選組から逃げた疲労で眠りについしまった
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エト(プロフ) - さらさん» いえいえ!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ひゃー!!!ありがとうございます!!!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» まじです!!おまちしてます!!!!(><) (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まじですか!!!ありがとうございます!!これからドンドンしていきますね!!!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» バンバンください!!ネタがうかばなくて(笑)さらさんのリクエストたすかります!!ありがとうございます!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年5月9日 14時