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4人で万事屋に帰る時も銀ちゃんは一言も話さず、私の手をずっと握っててくれた
神楽ちゃんと新八くんはあれはなんなんだと言わんばかりな視線をしていたが、それはお構いなしに銀ちゃんは強く手を握っていた
新八くんは家に帰り、神楽ちゃんは家に着いた瞬間に寝てしまった
2人きりの空気が重い
最初に口を開いたのは銀ちゃん
「なぁ、A」
「なぁに?」
くいっと首をかしげてきいてみると、真剣な目をした銀ちゃんがいた
「…俺はなAにこれ以上危険な目にあって欲しくない…万事屋の仕事…少し休憩しないか。こっちは前の3人体制だってなんとかなるしよ…」
思いもよらない発言に驚く
「い、嫌だよそんなの!私も、私め万事屋の一員で……、私だって銀ちゃんが思う程弱くないよ!」
銀ちゃんが自分のために言ってくれているとわかっているのに、自分だけ仲間外れにされたような感覚に陥り、つい声を荒らげた
「…んなこたわかってるよ…でも、俺はお前が傷つく姿も、ましてや居なくなるとこなんかみたくねえよ」
私は不死身だから…
死なない。
みんなそれを逆手に私をいいように使ってきた
でも銀ちゃんはそれを知った上で私を…まもりたいって、大切にしたいと思ってくれている
「でもね、銀ちゃん…私は万事屋が死ぬぐらいなら、私も死にたいよ」
銀ちゃんはその一言で目が覚めたような顔をした。いつもの銀ちゃんだ。
「はぁ、お前ってやつはよぉ…ほんっとに、…死ぬ時は一緒ってか…」
呆れたような吹っ切れた顔をした銀ちゃん
「当たり前じゃん」
でも、私は知らなかった
死ぬ時まで一緒という大きな意味を____
神威side
今は次の仕事の下見で江戸にきている
ここにはAがいる
今すぐに連れ帰ってもいいのだが…これでも俺は、
Aが好きなんだ
嫌われたくない。
すでに充分きらわれているのは承知だ
でも、これ以上きらわれるのは流石にね…
飴と鞭ってやつだよ
今は飴
というか、どうせAの正体を知ったら簡単に裏切られるだろうしね
そこに俺が助けの手を差し伸べるってわけ。
まあ、お侍ってのは変わってるらしいからね…
Aを手放さないっていうなら全員まとめて皆殺しすればいいだけ。
はあ、会いたいなぁAに
ちょっかい出しに行くぐらいいいかな!
「阿伏兎〜、江戸にいる間にAに会いに行こうヨ」
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エト(プロフ) - さらさん» いえいえ!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ひゃー!!!ありがとうございます!!!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» まじです!!おまちしてます!!!!(><) (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まじですか!!!ありがとうございます!!これからドンドンしていきますね!!!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» バンバンください!!ネタがうかばなくて(笑)さらさんのリクエストたすかります!!ありがとうございます!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:エト | 作成日時:2020年5月9日 14時