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36-嫌い者同士の好きなモノ ページ40

今日は銀ちゃんに連れられて、お食事にきていた

そこにはあの土方さんが隊服ではなく、私服を着た姿でいた


「ひ、土方さん!」

「あ、A…よぉ……って、」


『げっ』

2人同時に言い放つ嫌悪の言葉

この2人の相性ときたら、すこぶる悪い

その癖に妙なところが似ている


「まあまあ、、そんな悪態つかないの」

気休めの言葉をかけてもきく耳をもたない。

『おばちゃん、いつもの』

ほら、また被っている

私を挟み座る2人
メリーゴーランドのことを思い出すと、なんだか恥ずかしさがもどってくる

「おばちゃん…うーん、と、焼き魚の定食ひとつ」

銀ちゃんと土方さんのようにこだわりのメニューもないので、定番メニューを頼む


「はい、おまち」

銀ちゃんと土方さんの丼が机に置かれた

土方さんはマヨネーズ丼

銀ちゃんは小豆丼

2人とも変わったものをご飯の上にのせている
まあ、もう慣れっ子だ


「…ほんと好きだよね…2人とも」

呆れた顔を2人にむける

「A食べるか?」

土方さんが私の口にあーんとマヨネーズご飯を食べさせようとすると、銀ちゃんに肩を引かれる

「ダメダメ…うちのAにそんな体に悪そうなもん食わせないでくれるぅ?……はい、A、あーん」

銀ちゃんも負けじと小豆ご飯を食べさせようとしてくる

すると、また今度は土方さんに肩を引かれる

「マヨネーズは体にいいだろ…小豆そんなに食ったら糖尿病になんぞ…あの腐れ天パみてぇに」

2人していがみ合う

「わかった、わかった、両方食べますから」


そう言い出さなきゃ終わらない口喧嘩


「あーん」

まずは土方さんのマヨネーズご飯を、

「たまには、悪くないです、」

土方さんは目を輝かせ私をみる。毎回人に食わせても否定されていたからだろう、私に認められて嬉しいという顔を全面にだしている


「はい、あぁーん」

次に銀ちゃんの小豆ご飯、

「甘い…でも良い」

銀ちゃんも目を輝かせ私をみる。きっと土方さんと似たような理由だろう、


「まってこれ、銀さんたまんないかも」

「なんだこれ、この癖になる感じ」

2人がよく分からないことをいいだした直後、私の定食が到着する

しかし箸が着いていなかったのでおばちゃんにたのむと、

「いや、大丈夫だよ、おばちゃん、気にしないで」

「そうだ、ここに箸がある」


2人は悪魔の顔をしていた

「え、私の…お箸…は」

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作品ジャンル:恋愛
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エト(プロフ) - さらさん» いえいえ!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - ひゃー!!!ありがとうございます!!!! (2020年5月14日 1時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» まじです!!おまちしてます!!!!(><) (2020年5月14日 1時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)
さら - まじですか!!!ありがとうございます!!これからドンドンしていきますね!!!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: b53f13e3f7 (このIDを非表示/違反報告)
エト(プロフ) - さらさん» バンバンください!!ネタがうかばなくて(笑)さらさんのリクエストたすかります!!ありがとうございます!! (2020年5月14日 0時) (レス) id: 84b1407f64 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エト | 作成日時:2020年5月9日 14時

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