元カノは空気を読まない。 ページ3
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「あ、そ〜だ！久し振りに探索するか！太宰！」
末期である。
如何して『死んだ方が良い』と伝えたのにも関わらず、探索する、という結論に至るのだろうか。
「…お一人でやって下さい」
太宰はそそくさと武装探偵社を目指した。
探偵社が恋しい、同僚の胃痛が判る、早く家に帰りたい、と太宰は強く思った。
が、元カノはそう簡単には帰してくれないようだ。
「待って、太宰！アンタ、マフィア辞めたっしょ。なら、新しい職場を拝見しよう！」
全太宰が凍った。
逃げ場の『武装探偵社』が死んだ。
「太宰が行きそうなところは〜、ホスト？」
……大丈夫そうだ。
こんな莫迦そうな奴に職場がバレる筈がない、と太宰は澄ました顔をする。
その時だった。
太宰ィイイイイ!!!!
遠くから誰かが太宰を呼ぶ声がした。
「お、太宰、呼ばれてんじゃん。金髪眼鏡君に」
50メートル近く離れている太宰の同僚、国木田独歩の容姿を云うA。
何故、そんな遠くからでも眼鏡が見えるのだ。
また、全太宰が凍った。
何がいけなかったのか、何が悪かったのか、と過去の経歴を走馬灯のように見る。
凡てがいけなかった、こんな奴に出逢ってしまったその日から。
「太宰！お前は如何して、いつもいつも仕事放棄する！現に＿＿」
国木田の説教が街中で行われる中、Aは関係なしに云う。
「もしや、太宰の同僚か？ははーん、金髪眼鏡君！君の職場は何処だい??」
最悪である。
職場も知られ、同僚から逃げれず、不幸の連鎖だ。
「…？武装探偵社だが…、あと金髪眼鏡と云うな。俺は国木d」
「ありがとうだね！金髪眼鏡君！先回りしてその武装探偵社とやらに行くよ！」
ありがとぉお！、と叫び乍ら場所も判らない場所へAは駆けて行った。
「お、おい太宰。彼奴は誰だ？」
「地球外生命体だよ、国木田君。彼女には近づかない方が良い」
「わ、判った」
それより＿＿、と国木田の説教は続いたが太宰は逃げた。
このまま説教をされていたら国木田を撃ち殺してしまう、と太宰は思ったからだ。
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シュピーゲルアイ - 大好きです。更新待ってます。 (4月9日 21時) (
レス) @page37 id: af33028691 (このIDを非表示/違反報告)
ちくわ - 好きすぎます (2月20日 3時) (レス) @page37 id: fc78fe5922 (このIDを非表示/違反報告)
米粉めこ - 最高です！面白すぎて腹筋こわれましたwww (12月10日 18時) (レス) @page36 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
ああ - こういうお話好きです！続き待ってます！！！ (2022年9月18日 16時) (レス) id: f16cf667ce (このIDを非表示/違反報告)
遠藤氏(プロフ) - 三斗(トリップ願望者)さん» 自分も笑ってこようって思いまして、入社試験の回を読もうと思ったらどれが入社試験の回なのかわからず、どうしてこんなサブタイにしたのか後悔してますwww (2022年7月30日 18時) (レス) id: d7905a84e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遠藤氏 | 作成日時：2020年5月13日 20時
