第３ ページ4
「ドビー！！遅いぞ！！来い！！」
ルシウスさんの声が階段の下から聞こえてきた
「ドビーめは行かなくては…！」
『私も行くよ』
「ですが」
『いいね？』
「…はい」
ドビーは私の圧に負けたようで渋々頷いた
私はドビーと
友達になれて気分が上々だった
この調子でホグワーツでは友達をたくさん作ろう！
私はそう思った
私は階段をドビーついて行き
降りれば案の定
私と反対で超不機嫌なルシウスさんがいた
「遅い！次も今回みたいに遅く来たら殺すぞ！」
ルシウスさんは私が目に入っていないみたいで
ドビーに脅しをかけた
「も、申し訳ありません！」
ドビーはそう言って
どっからか鉄バットを持ってきて
自分の頭を叩こうとした
私はそんなドビーを止めて
ルシウスさんの前に立った
私がいることに気がついた
ルシウスさんは目を軽く見開いて、愛想よく笑ってきた
私が嫌いなのはそう言うところだ
「今日は元気かなMiss.リドル？」
『あぁ、今、ルシウスさん
君のことを見て気分が下がったよ』
私は怒っていた
友達がルシウスさんに傷付かせられていることに
私が普段は取らないような態度をとったためか
ルシウスさんは鳩が豆鉄砲をくらったような顔をした
「…それはどう言うことかな？」
『私は弱いものいじめが嫌いだ』
私はルシウスさんを睨みつけて言った
するとルシウスさんは何かを言おうとしたが私の目を見て口を閉じた
そして恐怖に打ちのめされた顔をした
「…我が君……」
私はその時ハッとした
ヤバイ…芽が赤くなってる
私の目が赤くなると決まって闇側の人は決まってそう言う反応をするのだ
私はこの目が嫌いだ
私は焦って自分の部屋に戻った
「A様…」
それをドビーが不思議そうに見ていた
私は部屋に入り
扉を背に座った
『…普通に生きたい』
それは私一番の願いで
一番叶わない願いでもあった
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作者名：Mio | 作成日時：2022年2月7日 0時
