父上と私は違う…はず (ページ3)

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第２ページ3

私は眠い目を擦りながら起きた

今日は確かホグワーツに入学する日だ

私は差別をされないか
不安になった
しかし、その不安を押し消すように首をふった

『私があの人の娘だと知ってるのは
闇側の人だけ…
大丈夫、バレなければ楽しく過ごせる』

私は自分に言い聞かせるように
小声でそう言った

その時、部屋の扉が叩かれた

「A様
お、起きてください」

いつもと同じでその屋敷しもべの声は震えていた

私は返事をせずにバッと扉を開けて
屋敷しもべの腕を掴んだ

「ヒィッッッ」

私はちょっと眉を寄せて
流石にその反応は嫌だ

「す、すみませんすみません
申し訳ありませんです！」

キーキーとした声で屋敷しもべはそういった

そして屋敷しもべは近くの
花瓶を手に取り自分の頭に打ち付けた
…精神不安定？

「ドビーは悪い子！ドb((『待って』はい？」

『えーと…そのー…』

私は屋敷しもべの手を掴んだはいいが
何をいえばいいかわからなくなった

屋敷しもべはコチラを
恐怖という感情を浮かべて見ている

『えっと…なんで花瓶を頭に？』

「それはドビーが悪い子だからです！」

屋敷しもべは泣きそうな顔で言った

『え？』

「ドビーめはA様の癪に触ることを
言ってしまったのでございます！
だからドビーは悪い子なのでございます！」

『え、えっとまず
君の名前はドビーって言うの？』

「そうであります！」

私はソレを聞いて
勇気を決めて言った

『ドビー、私と友達になってくれない？』

「ドビーとお友達でございますか！？」

ドビーは素っ頓狂な声を上げたと思ったら
オンオン泣き出した

『ちょっとドビー、シッー
静かにしなきゃルシウスさんが来るでしょ？』

私はルシウスさんが苦手だ
特に人によって態度を変えるところ

「ドビーとお友達なんて…！
貴方様とお友達になるなんて恐れ多き！」

『私と友達になるのは嫌？』

不安気に聴くとドビーは物凄い勢いで首を振った

「そんなわけありませんです！」

『じゃあ私と２人の時は敬語は無しね
よろしく
ドビーは私の友達第一号だよ』

「友達第一号…！
ありがとうございます！」

ドビーは顔を輝かせた

『だから敬語は無しだって…』

それに私は苦笑した