お帰り。 ページ6
_________眼を覚ますと、其処は見慣れない部屋だった。
頭がボーッとして、瞼が重たい。
ふと、目を向けた先に 彼が座っていた。
太宰「嗚呼…。起きたのかい?………おはよう。」
彼は 優しく微笑み、私を見つめる。
「此処は……?」
太宰「私の部屋だよ。昨日、いきなり眠ってしまったようだから。」
「えっ……!?嗚呼、済みません!迷惑を掛けてしまって……!」
太宰「否、良いんだ。…………」
そう云って 彼は黙り込んだ。
其れから、「A……。お帰り…。」
そう一言云い、先程よりも もっと優しい笑顔を見せた。
私は、不意の出来事に 顔を赤くして俯き 「……ただいま…。」
と、小さく返した。
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Baku - 湯豆腐さん» 読んで頂き、有難うございました!続編も宜しくお願い致します! (2016年6月10日 6時) (レス) id: f1f76f5060 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐 - 泣ける…最期が切なすぎます…(泣) (2016年6月9日 23時) (レス) id: 08d6bd47da (このIDを非表示/違反報告)
Baku - さきさん» 有難う御座いました!続編もあるので 是非其方の方も読んで頂ければ幸いに存じます! (2016年6月8日 22時) (レス) id: f1f76f5060 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 感動しました。ついに終わってしまった…。 (2016年6月8日 22時) (レス) id: ee43672b67 (このIDを非表示/違反報告)
Baku - 作品を支えてくださった皆様、本当に有難う御座いました。続編『刹那の想い』を連載することになりましたので 其方の方も宜しくお願い致します。『刹那の想い』で検索をかけて頂ければ 出てくると思いますので、見て頂けたら幸いです。 (2016年6月7日 18時) (レス) id: f1f76f5060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Baku | 作成日時:2016年5月10日 21時