谷崎兄妹。 ページ19
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「それで…お話とは何でしょう……。」
国木田「嗚呼、お前に会わせたい奴が居ってな。」
そろそろ来ると思う。 国木田さんがそう云った直後、ドアが開く。
「遅れてすンません。」
そう云って入ってきたのは 若い男女二人。
明るい髪に、だぼだぼの服。髪の横を白いピンで留めた 垂れ目の男の子。
長い黒髪に、端整な顔立ち……学生だろうか。セーラー服を着た女の子。
国木田「来たか。……紹介する。 『谷崎 潤一郎』だ。」
谷崎「どうも、初めまして。谷崎です。」
国木田「で、こっちが_____________」
「妹のナオミですわッ!」
そう云って、谷崎さんに抱きつく彼女。
驚いて、目を丸くする。
「……な…仲の良い…きょ…兄妹ですね……。」
そう云って、国木田さんに視線を送る。
国木田さんは無言で 首を横に振る。 『深入りするな』のサインだ。
谷崎「……お話には聞いていましたが…本当に探偵社に来られたンですね。」
遅い紹介になってしまって すンません。 そう云って頭を下げる谷崎さん。
「あ……いえいえ。…此方も挨拶遅れて済みません。 … 宜しくお願いします。」
仲良くしましょうねッ!そう云って ニコッと笑うナオミさんに、私も笑顔を向けた。
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Baku - 湯豆腐さん» 読んで頂き、有難うございました!続編も宜しくお願い致します! (2016年6月10日 6時) (レス) id: f1f76f5060 (このIDを非表示/違反報告)
湯豆腐 - 泣ける…最期が切なすぎます…(泣) (2016年6月9日 23時) (レス) id: 08d6bd47da (このIDを非表示/違反報告)
Baku - さきさん» 有難う御座いました!続編もあるので 是非其方の方も読んで頂ければ幸いに存じます! (2016年6月8日 22時) (レス) id: f1f76f5060 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 感動しました。ついに終わってしまった…。 (2016年6月8日 22時) (レス) id: ee43672b67 (このIDを非表示/違反報告)
Baku - 作品を支えてくださった皆様、本当に有難う御座いました。続編『刹那の想い』を連載することになりましたので 其方の方も宜しくお願い致します。『刹那の想い』で検索をかけて頂ければ 出てくると思いますので、見て頂けたら幸いです。 (2016年6月7日 18時) (レス) id: f1f76f5060 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Baku | 作成日時:2016年5月10日 21時