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15話 ページ15

コンコン




丁度私が掃除を始めたころぐらいに誰かがドアをノックした。




誰だろう。己己己己さんだろうか。




そう思いながらドアを開けると見知らぬ女の子がいた。




一瞬誰だろうかと目を見張ったけれどすぐに己己己己さんのアンドロイドだと言うことに気がついた。




この人は己己己己さん専属護衛だと言うことを2日目程に聞いたことがある。




「どうかしましたか?」




専属護衛さんに問いかけると少し曇った顔をした。




「実は己己己己さんが熱を出していまして…。」




流石にあんな人でも熱には抗えないのか。




「42.8度あります…。」




「42.8…!、?」




42.8。人間としてはだいぶ高い数値である。




ちなみに一番高い数値が45度らしい。




「それで、私に看病を、と…?」




私に看病をしてくれ、という伝えだと思ったのだが専属護衛さんは首をふった。




「ナギサ様に商談をしてほしいとのことです。」




商談。




大体が闇社会の人間である。




隣でいつも見ていたけれど、見るのとやるのはとても違うと思う。




「己己己己さん曰く、「一番信頼しているから」だそうです。お願いできますか?」




"お願いできますか?"




このときに、専属護衛さんの目のハイライトが消えた。




承諾しなかったら"壊す"そういう意味だろう。




多分、専属護衛さんも私が承諾しないと壊されるのだろう。




壊されたくないという訳じゃないが、かと言って壊したい訳じゃない。




「分かりました。お受けします。」




私のこの二言を聞くと専属護衛さんは安心したのかすこし微笑んで、




「それでは頼みました。こちらは任せてください。」




そう言って私の部屋から出ていった。



















更新頻度少し遅れて申し訳ありませんでした。
小説の続きが思いつかなかったもので…。

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作者名:十六夜家。 | 作成日時:2024年3月17日 20時

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