アンドロイドガール、Vになるってよ。 (ページ1)

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1話ページ1

私は軍事兵器用に作られたアンドロイド。

軍事兵器用に作られたものだから、もちろん訓練以外のことはしてはならない。

だから、部屋、訓練場所、出入り口、その他諸々色んな部屋に監視がついている。

それを踏まえた上であの話をすると、成功するのは不可能かもしれない。いや、不可能である。

別に元からこんな感情があるわけではなかった。

人間ではなく、アンドロイドなのだから。

アンドロイドやロボットは、感情がないと思われているが、実際には事実だ。

事実だとして、「アンドロイドやロボットに感情が生まれる可能性がある」としたら？
それはそれで話が別物だと私は思う。

だってそうなってしまったから。

あの人のおかげで。

人間ではなくて、こんな環境に住まされている私は、VTuberになんてなれない。

だけど、だけど。

アンドロイドだって、夢を持ったって良いじゃないか。

これは、VTuberになりたいアンドロイドガールの物語。