ラ・セール・ラセラレイ・ラセラーサ【血染めの天使】

名前:ラ・セール・ラセラレイ・ラセラーサ

(通称→ラ、伯爵、ラセさん)

性別:男

年齢:不明

所属チーム:紫紺

【種族】ゾンビ

【容姿】

　カカオ70%チョコレートのような色の髪の毛は、肩にかかる程度の長さで、癖がなくサラリとしている。ゆるく結び、右肩に流していることが多い。翡翠のような色の目は、硝子玉のようにキラキラと、しかし無機質に周囲が映る。白いゴムのような、しかしシワのある肌は所々緑色の血が透けて見える。露出の少ない服の下、包帯が巻かれているその更に下には、皮膚がないグロテスクな肉面がある。シルクハットにオペラグラスか仮面、絢爛豪華な紳士服、たなびくマント、洒落たステッキという格好がお気に入りらしい。

　一言に纏めると、高身長痩せ型の素敵なオジサマ。

【性格】

　温厚だが、はっちゃけるときは目一杯はっちゃけるお茶目さを持つ。感動系に弱く、涙腺がゆるい。綺麗好きだが、掃除をしたことがないらしい。基本誰かに介護してもらっているし、御世話されないと生きていけない。名前が長くて本ゾンビも辟易していることは内緒。不敵に笑うことが趣味。

　一言に纏めると、気の良い素敵なオジサマ。

【色】

　紫色

　ゾンビであったり、大量殺人を犯したりと死に深く関係しているから。

【能力】

　噛みついた者を自分と同じ種族にする能力。

　まんまゾンビ。

【その他】

　ラ・セール・ラセラレイ・ラセラーサ(以後、ラ、表示)の住んでいた世界は、元は中世ヨーロッパ風のファンタジー世界だった。だが、とある国付きの研究者が不老不死の人間兵器をどうにか造り出せないかと試行錯誤した結果、偶然、自我のある厄介なゾンビが新たにできてしまった。そのゾンビがラである。そもそもラは、気の良さから貴族に向いておらず役立たずだからと、王家に切り捨てられ、初めての王家の血を継ぐ者の実験体にされたのだが、ラが知るよしもなく。目が覚めたときには動けなくなっていて、実験という名の拷問を受けていた。しばらくたち、ゾンビとして完成して力がみなぎったのか、ラは実験台から起き上がることができるようになる。当然ラは王家の血を継ぐ伯爵ともあろう自分に何かをした研究者を許せなかった。復讐心から暴言を吐いたり暴力をふるったりした。抵抗され、もみくちゃになった挙げ句、双方に不幸なことに噛んでしまった。ラはこの時点では自分がゾンビ、その中でも強い自我がある特殊な存在だと気づいていなかったが、研究者がゾンビになり、その輪はどんどん広がることになる。時代はゾンビが本能的に生物を襲い、生物は生き延びようとゾンビから必死で逃げるような世紀末になっていった。ラは研究資料(元々平民のゾンビは造られていたのでその研究資料。「何かによって個体の質は多少違うが、ほとんど自我がなく、噛みついた生物を仲間にする」等と記述されていた)から推察し、自分の軽率で私的な行いのせいだと深く反省した。そして、せめてもの償いとして自分以外のものを殺してまわった。こうしてラは何もない世界から忘れさられることになったのだった。

(長文失礼しました)

　一人称は私。二人称は君、あだ名。

　派生作品への御利用は御自由にどうぞ。

【関係】

　募集中です！　コメント欄にておこえがけいただければ、嬉し涙を流しながら作者が対応致します。


くう様との関係↓

「あぁ、くうさんのことだね？　シルクハットや仮面が気になるみたいでね、話をせがまれるとつい昔を思い出してしまって、迷惑をかけてしまうんだ。くうさん曰く私の話は長いらしいんだが……おや、君もそう思うのかい？　今の私の気持ちを若者言葉で言うと、まじしょっくだ。使い方はあっているよね？　……良かった。あ、そうそう。戦闘では雨を降らしてくれるから、有利に戦えてとても助かっているよ」


　エルフェル様との関係↓

「はっはっはっ！　それはきっとエルフェルさんのことだね？　初めて会ったときはゾンビだからと問答無用で浄化されそうになって焦ったよ。……あぁ、違う違う、犬猿の仲なんかじゃないんだ。今はむしろ真珠集め、すなわち望みを叶えるお手伝いをしてくれていてね。とてもいいこだよ。君も、話してみればわかる。可愛いのに格好良い口調をしていてねぇ」

【セリフサンプル】

「私はラ・セール・ラセラレイ・ラセラーサ。気軽に伯爵とでも呼んでくれ」

「あぁ、ちょいと老眼でね。このオペラグラス、気に入ってるんだ。ここらへんの装飾なんか、なかなかのものだろう？」

「はっはっは。お嬢さん、冗談はよしてくれ。つい、本気にしてしまう」

「君はもしやあの時の？　……やはりそうか。ふは、ふはははは！」



作者:ログインしていない系作者