貴方についていく。

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・呪術廻戦
・伏黒とうじ、五条悟
・ネタバレ注意
・夢小説

私は、貴方に救われたんだ。
だからずっと、貴方についていく。
貴方に、従うーーーーーーー。

「うるせぇ、餓鬼。」
そう言いつつ、ポンポンって頭をその大きな手で撫でてくれる。
それが、私にとっての自分であり続けるための、鍵だった。

「もう少しで俺の餓鬼が禅院家に売られる。好きにしろ。」
ぜんいん、け？､､､あ、直哉兄さんのいるところか。
直哉兄さんみたいにいい人もいる。けど、後は生きる価値もないゴミ共。
直哉兄さんに会いたい､､､､､､､､､､､けれど、あんなところ、行きたくない。

ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ！！！！！！

その時、凄い音とともに、白髪のお兄ちゃんが飛んでいった。
わー、痛そうだなあ。

白髪のお兄ちゃんは、沢山血が出ていた。
とうじ兄ちゃんが勝った。
あんな奴らが勝つ訳、ない。

呪術師は嫌いだ。､､､､いや、大嫌いだ。
あんな猿共。消えてなくなればいい。

ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵﾝ！！！！！！

､､､え？死んでねえ、、、の？
なんで、え、？､､､嗚呼、だから、呪術師は嫌いだ。

ﾄﾞｵｵｵ！

え？と、うじ、、にい、ちゃ､､､､､､､？
そんな、やだ、やだよ、？私、一人、じゃ、、

「､､､生きられない、よ、？」

「､､､○○、お前は一人、じゃ、、ない、」

､､､！！

とうじ兄ちゃんは、言った。

事実的には、白髪の奴らが勝った。
でも、本当に勝ったのは、

とうじ兄ちゃんだ。

その時、白髪のお兄ちゃんは私の存在に気が付いた。
やばい、殺される。
いや、殺してよ。

「殺して、よ。」
「！？」

何でそんなに驚くの。
普通に殺せる人が。

「いいよね。呪術師って。
生まれた時から才能に恵まれて、挙句愛されて。
人生勝ち組じゃん。ｗ
ただ、才能に恵まれていなかっただけの違いで、
苦労してる人が殺されて。
ただ、才能に恵まれていなかっただけの違いなのに､､､」

「､､､つ、、、」

「とうじ、兄ちゃん､､､､､､､」

私がひと言洩らすと、白髪のお兄ちゃんは顔を暗くした。
そして、私を強く抱きしめた。

「､､､､､､､､､､ごめんな。」

そのひと言を、耳元で小さく囁いて。

私の頭をポンポンと、大きな手で撫でた。

止めてよ、思い出しちゃうじゃん、、、。

やっぱり、あの大きくて、暖かくて、優しい手じゃなきゃ、
物足りなかった。

それから月日がたって、伏黒恵が現れた。

「､､､､､､､あの、」
「､､､､､､､！？､､､､､､､とうじ、兄ちゃん､､､､､､､」
「､､､､､､､？」
「､､､､､､､あ、ごめんなさい。」

私はその場を去った。
あまりにも、とうじ兄ちゃんに似ていて。
今にも、抱きついてしまいそうだったから。

やっぱり、私は貴方にしかついていけない。
貴方にしか、従えない。

貴方に会わないと、私が壊れてしまうから。
ただただ、息を繰り返した。
ただただ、あの頃を愛した。
ただただ、貴方を愛した。

ただただ、貴方にまた撫でて欲しかった。

今からでも遅くないよね。
思ったより、遅くなちゃった。

これからは、ずっとついていくから。
その大きな手で撫でてね。

「久しぶり。」

そう言うと、とうじ兄ちゃんは、私の頭をその大きな手で撫でてくれた。

やっと、私に戻れた気がした。

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