クラインクロス（作者ホームページ）

　身長たった７センチの妖精の彼らは生まれつき12のタイプに分けられていた。妖精界の学校クラインクロスでは２年生のヴィオラ、ブラッディー、ナイトメアの３人の対立を巡って事件が起こる。武器に自分のエネルギーを集め、その武器で戦うダークタイプのブラッディーは兄の死というショックから立ち直れず、いつも一人ぼっちだった。一方でブラッディーと同じくダークタイプのナイトメアは才能と人気に富み、風を操るフライタイプのヴィオラは優しさと心の広さからたくさんの仲間に信頼されていた。嫉妬から、手に入れた怪物の宿るペンダントを利用して二人の仲間を次々と襲っていくブラッディー。しかし、偶然の出会いから、当時直接話した事の無かったブラッディーとヴィオラはお互いのことを好きになってしまう。ヴィオラの仲間への攻撃をやめ、何とかしてヴィオラへ近付こうとするブラッディーだったが、ペンダントをどこかへ落としてしまい持ち主のいなくなった怪物が暴走し始める。次々と無差別に人が襲われていく中で事件の全貌が開かされる。ペンダントはブラッディーの亡き兄エルダ―が所有していたものだった。ペンダントに宿る怪物「スピーゲル」に襲われ死んだように眠り続ける人々はこのままでは永久に眠り続けてしまう。妖精達を救うための方法は二つ。ペンダントの所有者が変わるか、ペンダント自体が破損したときのみ。真実を語ることを決意し、ヴィオラ達に助けを求めたブラッディーは何としてでもペンダントを探し出し、破壊することを誓う。しかし、この話はナイトメアの仲間に盗聴されていた。話を聞いたナイトメアはペンダント探しを手伝うことを申し出るが、本当の目的はペンダントを手に入れる事だった。ペンダントが破壊された後、二人はようやくナイトメアの裏切りに気付くが、ペンダントはすでに奪われた後だった。しかも、ブラッディーはヴィオラまでもを人質に取られてしまう。過去を償うため、愛するヴィオラを守るため、ブラッディーはついにナイトメアとの因縁の戦いに挑む。激しい空中戦の末、ブラッディーはナイトメアの剣に羽を貫かれ地面に墜落してしまうが、最後に放った銃弾がナイトメアの持つペンダントのチェーンに的中。空高くから落下したペンダントは岩に当たって割れてしまった。学校に再び平和が訪れると、ブラッディーはついにヴィオラに告白し、二人は恋に落ちて幸せな生活を手に入れる。

☆タイプ診断☆

　あなたのタイプを診断してみましょう！自分のタイプを知ることでお話も面白く、キャラクターにも親近感がわいてきますよ（笑）
クラインクロス 妖精タイプ診断

☆タイプ☆