私の言いたいこと

私が言いたいことは、

ネットだから、顔が見られないからといって、何でもして良いというわけでは無い、ということです。


何年か前のことです。
私は、某ついーとサイトで悪口を言われたことがあります。
あのリアルタイムで音声とか通信（？）出来るやつで。
一番仲が良いと思っていた友達に。

話している人達のほとんどが、私と一度は会ったことのある人でした。
実名は出されなかったけど、私のことを話しているということは、すぐ分かりました。
話している人達も、私のことだと理解している様でした。


話していた内容は、酷かったです。

私の悪いところを次々に言っていました。
それの一部は、自分でも直さなければいけないと思うようなところだったので、その事に関しては反省して、申し訳なく思いました。

しかし、有る事無い事言いふらしていたのです。
実際よりも悪く言ったり、やってないことや言ってないことまで、私がしたように言っていたのです。

さらに周りの人は、最低だのなんだのと罵倒していました。
その子の味方をして、私が倒すべき悪だと言うかのように。


正直、呆れました。
その子は、不特定多数の人が見ることができるネット上で人の悪口を述べるほど、何も考えられない馬鹿だったのか と。

しかし、それと同時に涙が溢れました。
悔しかったのです。
私には、反抗する術が無かったから。
それに、悲しかったのです。
あんなに仲良くしていたあの子に、そんな悪口を言われるなんて思ってもみなかったから。
私のことを受け入れてくれていると思っていたのに。

私は、その某ついーとサイトにアカウントを作っていませんでした。
自分専用の携帯電話やパソコンを、持っていなかったからです。
その時は、家のパソコンでネットサーフィンしていて、たまたまその子がその枠を開いていることに気付いて、覗いて見たのです。
何の話かな、と聞いているうちに私のことを、悪口を言っているのだと気付きました。

アカウントが無ければコメントも出来ない。
故に、言われるがまま、何も反抗出来ませんでした。


次の日から、学校に行くのが怖くなりました。
クラスが同じなので、必ず顔を合わせなくてはいけないし、今まで通りの仲の良い "演技" をしなくてはいけないと悟ったからです。
でも、勉強は遅れたくないし、何より両親に、ネットで中傷されたという事を知られたくなかったので、休まずに通い続けました。
結局、他の友達と一緒にいることが多くなりました。


兄弟のいない私は、従兄に相談しました。
従兄は、やめて欲しいって本人に言わなきゃ、と言いましたが、生憎私はそんな勇気を持ち合わせていませんでした。
言われても仕方がないことも言われていたから、怖かったのです。
また、証拠も残っていませんでした。

本人に言えずに半年が過ぎ、私は学年が上る際に、父の仕事の都合で引っ越しました。


結局その子には何も言えないまま、現在に至ります。
連絡手段もないし、会ってももう、その事は話さないと思います。


私にも駄目だったところはあるのですが、ネットなどで悪口などを言ってしまえば、言った方が悪くなってしまうと思います。

あなたは、相手がどんな気持ちで自分の言葉を受け取るか、考えて言っていますか？
占ツクなどでの、コメント欄でも同じです。


相手は自分のことを知らない。
ネットだから大丈夫。

そう思って、コメントをしていませんか？

むしろネットだからこそ、しっかりと考えて行動しなければなりません。
あなたの一言が、誰かを傷付けているかもしれませんし、一生治らない傷を心に負ってしまうかもしれません。


一瞬の感情に流されて、人を傷付けることはしないで欲しい。
あの子のように、ネットで中傷を平気でするような人にならないで欲しい。

それが私の望みです。





私も、このようなネット、不特定多数の人が見ることの出来るところであの子のことを話しました。
私はそれを同罪だと思っています。

あの子にされたから、私も同じ事をしても良い。
そんなことはありません。

いくら謝っても、償いきれないです。



だから皆さんも、私やあの子のようにはならないでください。

相手の気持ちを考えて、行動してください。

周りの人を、傷付けないでください。





最後の最後まで、自分の言いたいことを述べて、意見を押し付けてしまい、申し訳ございません。
それでも、私の思いが届いたら幸いと思っています。


世界から、誹謗中傷が無くなることを祈って。