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下の曲でも聞きながら、この文でも読んでみてくださいな。
貴方と過ごした夏は案外早く、足早に駆けて行きました。
夏だと思えばもう、秋近し日です。
夏の宵、貴方と食べたかき氷は冷たかった。
それでも笑う貴方の笑顔を、喜色満面を私は忘れないでしょう。
川でブラックバスを釣った時、貴方はどんな気持ちだったか。
晩夏にそんなことを考えた気がします。
あの時は考えていませんでした。そんなことを考えると、
夏が早く終わってしまいそうで怖かったのです。
いや、そんなことを考えている暇がなかったのかもしれない。
夏祭りの祭囃子を冬でも思い出す変態は私です。
あの音は大好きで、目を閉じるといつも聞こえてくる。
貴方と過ごした夏が終わってからは、貴方の笑い声も聞こえるようになりました。
貴方と一緒に似合わないお面をして、街中を歩いたのは流石に恥ずかしかったのですが、
私はその時、そのことを明確に思っていませんでした。
楽しい。そのことが脳裏にあるだけで、人は変わります。
だからと言う訳でもないのですが、夏祭りはとても楽しかったです。
遊覧船のことを、最初はつまらない乗り物だとばかり思っていました。
貴方に、チケット売り場まで手を引かれた時は正直逃げたい気分でした。
しかしどうでしょう、遊覧船にゆっくりと揺られている時間は、
今までにあまり体験したことがないことのようです。
ゆっくりと流れる景色に、身も心も委ねるのは案外心地がよかったのです。
また、乗りたい。
夕焼を、山まで見に行ったことがありましたね。
あの山道はもう上るのは懲り懲りなのですが、あの景色を見るのは何回とでも見れます。
あの時の写真は、机の中にそっと入れています。時折眺めて楽しむのです。
貴方の息が切れると、私は死ぬほどダメージを喰らうことだと思っていましたが、
同じくらい疲れていましたよね。なんか不思議です。
貴方に近づけた気がします。
貴方の白い綺麗な服がいつかの日の夏、白南風に靡いていました。
貴方の黒い黒い髪も靡いていました。
川のせせらぎ、鳥の歌声、美しいコバルトブルーの空…
炎天のもと貴方と見た風景は目を閉じただけで思い浮かびそうです。
あの時は白眼視されることも、蔑まれたりすることも忘れ、夏の大地を駆け巡りました。
貴方がいたから忘れたのかもしれません。
貴方がいてくれたから忘れてしまっていたのかもしれません。
貴方は私をどう思っていたのだろか？
あの夏、何を思っていたのだろうか？
私は貴方にとって、何者だろうか？
――――――それは問うまでも無いだろう。
貴方は私を見ていない。
いつも、他を見ていた。
私は貴方にとって、遊び道具でしかない。そうだろう。正解だ。
私のところに来て、私と共に過ごして…でも貴方は所詮、
私をただのひとつの、一人の人間でしか見ていない！
たくさんの人間、70億人もの人間のひとつ、でしか見てない！
私はこんなに貴方を見ていたんだ。
貴方しか見ていなかったんだ。
貴方しかいなかったんだ。
しかしその癖、貴方は私に求めてくるんだ。
愛とか優しさとか温もりとか。
私は貴方の心の拠り所のような者でしかない。そうだろう！
人を何だと思っているんだ。ふざけないでくれ！！
魅力が無いのも分かっている。
特技なんかピアノくらいしかない。
文を綴れるといっても、所詮このレベル。
そうだ私は、私は、私は貴方が好きで貴方が大嫌いだ。
気付いてほしかった。
私はあの夏、貴方に“孤悲”をしていたのだ。
変な人間だろう？
貴方のせいだ。貴方のせいなんですよ。
気付かないのも無理はない、貴方と私は太陽と月のようなものだからだ。
貴方は太陽だ。みんなを照らす太陽だ。そして、とても明るい。
私は月だ。夜をひっそりと照らすのだ。でも、その光は私自身のものではない。
貴方の光だ。そう、太陽の光で私は輝いているようなものなのだ。
貴方の光が無いと、月の私は光らないのだ。
月は、どうすれば太陽に近づけるだろうか？
私は、どうすれば貴方に近づけるだろうか？
神なら知ってる？嘘だ。
夢なんか見ない私は、こうやって貴方に現実を見せた。
貴方はどう思うだろうか？
私は知る由も無い。
でも…ただ、貴方に伝えたかった。伝えておきたかったんです。
ここまで見てくれて、ありがとうございます。
また、巡り逢う日まで。またね。
貴方と過ごした夏は案外早く、足早に駆けて行きました。
夏だと思えばもう、秋近し日です。
夏の宵、貴方と食べたかき氷は冷たかった。
それでも笑う貴方の笑顔を、喜色満面を私は忘れないでしょう。
川でブラックバスを釣った時、貴方はどんな気持ちだったか。
晩夏にそんなことを考えた気がします。
あの時は考えていませんでした。そんなことを考えると、
夏が早く終わってしまいそうで怖かったのです。
いや、そんなことを考えている暇がなかったのかもしれない。
夏祭りの祭囃子を冬でも思い出す変態は私です。
あの音は大好きで、目を閉じるといつも聞こえてくる。
貴方と過ごした夏が終わってからは、貴方の笑い声も聞こえるようになりました。
貴方と一緒に似合わないお面をして、街中を歩いたのは流石に恥ずかしかったのですが、
私はその時、そのことを明確に思っていませんでした。
楽しい。そのことが脳裏にあるだけで、人は変わります。
だからと言う訳でもないのですが、夏祭りはとても楽しかったです。
遊覧船のことを、最初はつまらない乗り物だとばかり思っていました。
貴方に、チケット売り場まで手を引かれた時は正直逃げたい気分でした。
しかしどうでしょう、遊覧船にゆっくりと揺られている時間は、
今までにあまり体験したことがないことのようです。
ゆっくりと流れる景色に、身も心も委ねるのは案外心地がよかったのです。
また、乗りたい。
夕焼を、山まで見に行ったことがありましたね。
あの山道はもう上るのは懲り懲りなのですが、あの景色を見るのは何回とでも見れます。
あの時の写真は、机の中にそっと入れています。時折眺めて楽しむのです。
貴方の息が切れると、私は死ぬほどダメージを喰らうことだと思っていましたが、
同じくらい疲れていましたよね。なんか不思議です。
貴方に近づけた気がします。
貴方の白い綺麗な服がいつかの日の夏、白南風に靡いていました。
貴方の黒い黒い髪も靡いていました。
川のせせらぎ、鳥の歌声、美しいコバルトブルーの空…
炎天のもと貴方と見た風景は目を閉じただけで思い浮かびそうです。
あの時は白眼視されることも、蔑まれたりすることも忘れ、夏の大地を駆け巡りました。
貴方がいたから忘れたのかもしれません。
貴方がいてくれたから忘れてしまっていたのかもしれません。
貴方は私をどう思っていたのだろか？
あの夏、何を思っていたのだろうか？
私は貴方にとって、何者だろうか？
――――――それは問うまでも無いだろう。
貴方は私を見ていない。
いつも、他を見ていた。
私は貴方にとって、遊び道具でしかない。そうだろう。正解だ。
私のところに来て、私と共に過ごして…でも貴方は所詮、
私をただのひとつの、一人の人間でしか見ていない！
たくさんの人間、70億人もの人間のひとつ、でしか見てない！
私はこんなに貴方を見ていたんだ。
貴方しか見ていなかったんだ。
貴方しかいなかったんだ。
しかしその癖、貴方は私に求めてくるんだ。
愛とか優しさとか温もりとか。
私は貴方の心の拠り所のような者でしかない。そうだろう！
人を何だと思っているんだ。ふざけないでくれ！！
魅力が無いのも分かっている。
特技なんかピアノくらいしかない。
文を綴れるといっても、所詮このレベル。
そうだ私は、私は、私は貴方が好きで貴方が大嫌いだ。
気付いてほしかった。
私はあの夏、貴方に“孤悲”をしていたのだ。
変な人間だろう？
貴方のせいだ。貴方のせいなんですよ。
気付かないのも無理はない、貴方と私は太陽と月のようなものだからだ。
貴方は太陽だ。みんなを照らす太陽だ。そして、とても明るい。
私は月だ。夜をひっそりと照らすのだ。でも、その光は私自身のものではない。
貴方の光だ。そう、太陽の光で私は輝いているようなものなのだ。
貴方の光が無いと、月の私は光らないのだ。
月は、どうすれば太陽に近づけるだろうか？
私は、どうすれば貴方に近づけるだろうか？
神なら知ってる？嘘だ。
夢なんか見ない私は、こうやって貴方に現実を見せた。
貴方はどう思うだろうか？
私は知る由も無い。
でも…ただ、貴方に伝えたかった。伝えておきたかったんです。
ここまで見てくれて、ありがとうございます。
また、巡り逢う日まで。またね。
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りあ(プロフ) - 小春さん» ありがとうございます！こちらこそイベントに参加できて嬉しいです♪ (2016年4月22日 14時) (
レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
りあ(プロフ) - やましぃ@Tj，Lsskkさん» ありがとうございます！頑張ります♪ (2016年4月22日 14時) (レス) id: d722fb9a07 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - 丁寧な文章で、とても曲と合っていました！凄く綺麗な言葉がたくさんあって、想像すると、初恋っぽい場面が浮かんできました。イベント参加、ありがとうございます♪ (2016年4月18日 19時) (レス) id: f64e477862 (このIDを非表示/違反報告)
やましぃ@Tj,Lsskk(プロフ) - 素敵ですね。とっても惹かれました。これからも、頑張ってください！ (2016年4月18日 17時) (レス) id: 7abe181400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りあ | 作成日時：2016年4月17日 17時
